青木研バンジョー・オン・ステージ
更新日 平成26年3月24日

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  3月22日(土曜日)、流山市生涯学習センターで青木研バンジョー・オン・ステージが行われ、多くのジャズファンで賑わいました。今回はヨーロッパのトップバンジョー奏者・ショーンモイセスさんの来日を記念して企画されたもので、バンジョーの青木研さん、スペシャルゲストのショーンモイセスをはじめベースの小林真人さん、ドラムの日高弘さん、ピアノの小林創さんらが出演。2時間の陽気なステージを楽しみました。


[画像]バンジョー奏者・ショーンモイセスさん(94.8KB)

   来日されたばかりのショーンモイセスさんは、イギリス北ケンブリッジを拠点に活動されているヨーロッパのトップバンジョー奏者です。音楽一家で育ち、家族の影響を受け11歳の頃からバンジョーを始めました。1920〜30年代のジャズを愛しフォーク、カントリー、アコースティックなどのアレンジを加えながらイギリス、オランダ、フランス、スペイン、スイス、ドイツなどのステージやテレビ、ラジオで活躍。バンジョー奏者としてだけではなく歌手としても活躍、この日も客席のリクエストに応えて甘い歌声を聴かせてくれました。


[画像]ヨーロッパのトップバンジョー奏者・ショーンモイセスさんの来日を記念して企画されたステージ(98.0KB)

   青木研さんは、1978年流山市生まれ。13歳で初めて憧れていたバンジョーを手にしてから、ディキシーランドジャズで使われる4本弦のバンジョーをほぼ独学でマスター。東葛飾高校在学中より都内ライブハウスやホテルパーティーなどで演奏活動をスタート。2010年、アメリカ・サンノゼのバンジョー大会にヘッドライナーとして、2011年、FIGA主催の全米バンジョーコンヴェンションに、2013年はハンガリーで開催されたジャズフェスティバルにソリストとして招聘されました。日本では数少ない、ソリストとして演奏することのできるバンジョー奏者です。


[画像]バンジョー奏者の青木研さん(103.4KB)

   この日、青木さんは昼間も市内で2回公演をされました。国の文化審議会は、3月18日、流山の「清水屋本店店舗兼主屋」と「笹屋土蔵」を国登録有形文化財に選びましたが、「笹屋土蔵」は平成24年から美術サロンを兼ねた喫茶店「蔵のカフェ・ギャラリー灯環」に改装されて人気を集めています。夕方からのバンジョー・オン・ステージに先立ち、昼間は、「蔵のカフェ・ギャラリー灯環」で、国の登録を記念して、食事とバンジョーの演奏を楽しんでいただくイベントをファンの手によって企画。「きょう、この曲を演奏するのは3回目」と会場を笑わせていました。


[画像]ベースの小林真人さん(90.4KB)

  ベースの小林真人さんは東京出身です。早稲田大学ニューオリンズジャズクラブでベースを始め、三上和彦のグループでプロ入りスタート。1983年サクラメント・ジュビリー(故)マキシン・サリバンのサポートを受け持ち、1988年外山喜雄とディキシーランド・セインツに参加、1993年にフリーとなり 現在は 北村英治のグループに在籍。スタイルに関係なくスイングするベースマンを心掛けています。


[画像]ドラムの日高弘さん(108.7KB)

  ドラムの日高弘さんは宮崎県出身。名曲「キャラバン」を聴いてスティックを持ったのは10歳。その後、猪俣猛氏、市原康氏に師事。渡辺プロの専属ドラマーなどを経て、「谷啓とスーパーマーケット」のレギュラーを25年以上つとめ「お熱い夜をあなたに」や「笑う犬の冒険」などに出演。宝物のカウベルと、スネアドラム、DWのツインペダルを持って、スタジオからスタジオへ、大忙しのグルービーなドラマーです。


[画像]ピアニストの小林創さん(98.9KB)

  ピアノの小林創さんは東京都出身。早稲田大学在学中より都内ライブハウスやバーを中心として演奏活動をはじめ,全国各地のジャズフェスティバル、ホテルや客船のクルーズにおいても多数演奏。ストライド奏法などを使った古いスタイルのジャズピアノからモダンなピアノまで、どんな奏者ともサウンドする演奏に定評があります。近年ではベルリン国際映画祭で受賞した映画「めがね」のサウンドトラックにてピアノソロを録音、アンサリー、MITCH,バンバンバザール,女優の柴崎コウなどの録音等、多数の録音に参加し好評を得ています。


[画像]青木研バンジョー・オン・ステージ(102.0KB)

  世界四大ピアノに数えられ、高音部にアリコート(共鳴弦)と呼ばれる4本目の弦が張られている流山市生涯学習センターの「ブリュートナー」のピアノを弾いたピアニストの小林創さんは、「全国のたくさんのホールで演奏していますが、初めて出会いました」と驚かれていました。小林さんは、6月から都内や宝塚で公演されるソロミュージカル「レディ・デイ」(作:レニー・ロバートソン 演出:栗山民也)に安蘭けいさんと一緒にピアニストとして舞台出演されるなど幅広い活躍をされています。


[画像]多くのジャズファンで賑う会場(113.1KB)

   チラシを見てお母さんと一緒に初めて流山市生涯学習センターに来たという西初石小学校3年生の櫻木嵩也くんは、「知らない曲ばかりなのに、からだが勝手に動いてしまうほど楽しかった」と感想を聞かせてくれました。初石公民館で活動するハワイアンバンド「マウイ・チャイムス」でウクレレを練習していると言う嵩也くんに、「ぼくも初めての楽器はウクレレだったよ」とショーンモイセスさんが笑顔で応じていました。青木研さんにサインをしていただいた嵩也くんは、青木さんが、八木北小、常盤松中の卒業生であることを知って「お父さんと一緒だ」と大喜び。アンコール曲の「聖者の行進」では、思わず青木さんたちの後に付いて行進してしまったそうです。


[画像]ザ・ローライダーズ・スペシャルスプリングライブ(26.1KB)

  流山市生涯学習センターが贈る次回のライブは、5月6日(火曜日)14時からザ・ローライダーズ・スペシャルスプリングライブです。1月の宮沢賢治原作・小池博史演出の舞台「銀河鉄道」流山公演にも出演されたハーモニカ界の巨匠・八木のぶおさんをはじめ、ラテンベースの高橋ゲタ夫さん、ロックギターの名人・上侍さん、サウンド・マジシャンのピアニスト・羽仁知治さん、N.Y.仕込みの熱いグルーヴで全てを巻き込むドラマー・チッコソウマさんらによるザ・ローライダーズ。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。



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