3月2日、生涯学習センターで第4回市民環境講座「宇宙からみた地球の今」が行われました。市民環境講座は、市が温暖化防止ながれやまに委託している事業ですが、今回はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の講師を呼んでのお子さん向け「JAXAタウンミーティング」として開催。前々日の2月28日未明に種子島宇宙センターからH-IIAロケットが打ち上げ成功したということもあり、181人の親子が最新の宇宙観測情報に目を輝かせました。
講座は、JAXA講師の15分ほどの説明の後会場からの質問を受ける形式。テーマを変えて2セット行い、衛星から氷の量などを観測したデータをCGで表した珍しい画像や、若田飛行士の宇宙での生活などが講師から紹介されました。宇宙空間では無重力のため地上での10倍も筋力の衰えが見られ、宇宙飛行士は筋力トレーニングが欠かせないとのこと。最新の技術では、直接身体に電流を流して筋肉に負荷をかけて鍛えるというトレーニング方法も実際に宇宙で行われており、宇宙での実験は調査・研究され、地上でも応用される技術になるそうです。
会場からの質問では、「人工衛星はいくつあるの?」「ぶつかって落ちてこないの?」などの素朴な疑問から、地球の自転スピードと衛星のコントロールについてなどの高度な質問まで飛び出し、お子さんたちの関心の高さが伺えました。講師によると衛星のスピードは秒速7キロメートル、3つ数える間に流山から東京まで行ってしまうスピードで飛んでいます。また、宇宙空間ではそれぞれが星などの重力(引っ張る力)の影響を受けながら高速で動いており、その色々な力の釣り合いの結果、ふわふわと浮かぶ無重力が生まれているとのことです。
お楽しみの宇宙クイズでは、JAXAの宇宙飛行士の試験にも使われるという問題も用意され、最後まで残ったお子さんには、宇宙タコヤキや宇宙アイスなどの宇宙食やクリアファイルなどの文具が渡され会場は大いに盛り上がりました。休憩時間や終了後にはJAXA講師の3人が、会場に下りて子どもたちの質問に個別に答えるなど、子どもたちの関心は尽きないようでした。平成26年4月19日(土)には、つくば市の筑波宇宙センターで毎年恒例の「筑波宇宙センター特別公開」も行われるそうですので、興味をお持ちの方はこちらもぜひご参加ください。
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