2月21日、西深井小学校で、流山市として初めてとなる、小学生向けの認知症サポーター養成講座が開催されました。この日は、西深井小学校6年1組の児童を対象に、北部地域包括支援センターのスタッフによる「認知症サポーター養成講座」が行われ、児童34人、教員2人が参加しました。
スタッフが認知症のおばあさんと孫のお話の絵本を朗読し、皆集中して聞いていました。次に、寸劇が披露され、ご飯を食べたばかりなのに「ごはんを食べていない」と訴えるおばあさんと孫とのやり取りを観察して、「おばあちゃんはどんな気持ち?」「皆さんだったらどんな声かけをする?」ということを皆で考えました。児童の皆さんからは、「食べていないのにどなられて悲しい気持ちがする」「私だったらいっしょに食べようと言う」などの意見が出されました。また、講座の感想として、「認知症はつらい病気ですが、私たちができるだけサポートしてあげたいと思います。」「今日習ったことを家の人に教えてあげようと思います。」「もし私の家族が認知症になってしまったらやさしく接してあげようと思う。」などの声が聞かれました。
認知症はだれにでも起こりうる脳の病気です。厚生労働省の発表によると、85歳以上の4人に1人は認知症であるといわれています。認知症の方が生活していくのは、思った以上に大変です。しかし、周囲の理解や気遣いがあれば、おだやかに生活していくことが出来るのです。「認知症サポーター」は、認知症を正しく理解して、認知症の方やご家族を温かく見守る応援者のことを言います。現在、全国で446万人を超える方が認知症サポーターとなっており、流山市においても、3,800人を超える認知症サポーターが誕生しています。流山市では、市内4か所にある地域包括支援センターで認知症サポーター養成講座を実施しています。また、高齢者の様々な相談に応じています。 地域の団体やサークルなどにも出向いておりますので、認知症サポーター養成講座の開催を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。
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