2月1日(土曜日)、文化会館で家庭教育合同公開講演「親と子の睡眠教室」眠りで子どもは変わります。家族もみんな元気で生き生きをテーマとした講演会が開催されました。講師は、江戸川大学人間心理学科長の福田一彦先生。先生は、日本睡眠学会理事、日本睡眠改善協議会理事を務められています。講演では、乳幼児期の眠りの発達、幼児期から思春期、高齢期とすべての年齢に当てはまる睡眠のあり方についてお話が進みました。
専門家からみると、「眠り」という身近な現象で誤りの知識が多いことを指摘。「眠り」を休息としてとらえ、長く眠ることは良い事だという信仰があるがこれは誤り。長さよりも、規則性の方がずっと大事。短すぎても長すぎても良くない睡眠。どのような眠りをとっているかによって、日中の心身の健康状態に影響を及ぼし、長期的には、生存率にも影響する可能性があると解説がありました。
日本は今や、乳幼児の睡眠が夜型化しているばかりでなく、国民全体が他の国と比べ夜更かしの国となり、この50年間に日本人の睡眠時間は1時間以上短縮したとされています。改善策として、昼間(特に午前中)は、外出した光が脳の生物時計に届くように、夜は寝る2時間前から室内照明の明るさを落とす(白っぽくない赤っぽい光)など工夫し、夜の眠りの妨げにならないようにすることで、昼と夜のメリハリある生活を実現すること。豊富なデータを交えた福田先生のお話を伺い、参加者からは、「眠りへの認識が改まった」など
の感想が寄せられました。
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