2月13日(木曜日)、北部公民館で「我が国財政の現状と課題について」と題した市民教養講座が開催されました。財務省千葉財務事務所次長の越渡康弘さんを講師に招き、23人の方が参加しました。 説明、資料ともにわかりやすく、「とても参考になった」との声が多数寄せられました。今回の講座は、市民教講座第1回「流山市の財政」のアンケートに、「今度は国の財政について知りたい」との声があり設けたもので、講師を務めた市役所財政調整課にお願いし、このような現役の方をお迎えすることができました。
お話は、平成26年度予算フレームの説明から始まり、それから見える財政の現状に進み、歳出面で裁量の余地が全体の四分の一程度であること、将来世代の負担が多いなどと説明されました。財政の現状について詳しく、昭和50年からの税収、国債残高などの推移、諸外国との比較その他たくさんの統計データ及び分析結果を示されました。財政赤字の問題点ではギリシャなどを例にとって、国民生活や経済へ大きな影響を与えるとのことでした。社会保障と税の一体改革、アベノミクスにおける諸施策のお話と続きました。消費税についても触れられ少子高齢化の進展に伴い増大する社会保障費を賄うために重要な財源であること、次の10%への増税は平成26年度の経済状況次第の面もあるとのことでした。76ページに及ぶ説明資料が配布され、「個人で収集するには大変な労力、資料入手だけでも価値あり」との声がありました。(資料は、多少残っていますので希望者は、北部公民館電話04-7153−0567へご連絡ください。)
予定時間を超えた活発な質疑応答が行われました。「法人税を三分の二は払っていないのは事実か?」については、「事実である。」とのこと。その他「民間企業における引当金のようなものを充てることはできないのか?」などの質問や、「消費税増税では、財政への不信感を払しょくするのがまず先ではないか」、「高齢者の方と同居するよう推奨してはどうか?」などのご意見が出ました。「質問に対して丁寧な説明で好感が持てた。」という声もいただきました。北部公民館での市民教養講座は、今回をもって終了となります。前身の「水曜夕暮れサロン」を含め、多数の方々にご参加いただきありがとうございました。
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