小林一茶生誕250年記念流山市生涯学習センター朗読劇ワークショップ公演「俳諧師 小林一茶物語」が2月11日(火曜日・祝日)に行われ、約300人の皆さんが、朗読劇を楽しみながら、一茶と流山の関係などを学びました。地元の崙書房から「小林一茶なぞ・ふしぎ旅」を出版したばかりの山本鉱太郎さんの原作を、上映中の映画「永遠の0」にも出演されている梅田宏さんが演出し、半年間ワークショップで朗読劇を学んだ受講生の皆さんが演じました。
朗読劇では、江戸時代を代表する俳諧師小林一茶が馬橋で油屋を営む俳人大川立砂や流山の秋元三左衛門(俳号:双樹)との心温まる交流を中心に、野馬土手、ことし200年目を迎える白みりんなど郷土史を楽しみながら学べるストーリー。北総地方は、一茶にとってはいわば第二のふるさとであり、特に流山の双樹のもとには50回以上も来訪したことが知られています。こうした縁から一茶の生まれ故郷・信濃町と流山市は姉妹都市を締結し、小中学生の俳句交流なども続けられています。
出演は、市江光江さん、平石英利さん、いっちゃん、福嶋富士子さん、伊藤靖代さん、古屋恵子さん、梅澤泰子さん、牧野ひと美さん、小笠原美沙子さん、吉枡弥栄子さん、五藤まりさん、そして朗読劇ワークショップ講師の梅田宏さん。半年間のワークショップで発声や表情なども含め朗読劇を学んだ受講生の皆さんです。一人二役も多く、気持ちの切り替えが大変だったそうです。
流山市生涯学習センターの朗読劇ワークショップは、「星野富弘花の詩画集朗読会」から始まり、利根運河通水120周年を記念した「利根運河物語」、東日本大震災直後に行った「金子みすゞの世界」、被災地を忘れないようにと開催した「宮沢賢治の世界」、生誕100年を記念した「新美南吉の世界」、「地図に賭けた男 伊能忠敬」、「東葛のむかしばなし〜流山編」そして、今回の「俳諧師 小林一茶物語」と続けられています。朗読ワークショップについてのお問い合わせは、流山市生涯学習センター04-7150-7474へ。
今回の朗読劇のテーマは、昨年5月5日に生誕250年を迎えた小林一茶でしたが、“金子兜太氏が語る「荒凡夫一茶」”という講演会が、4月6日(日曜日)流山市文化会館で予定されています。小林一茶は、60歳の正月に、これからは、「荒凡夫」で生きたいと、句帖に書きまとめていました。五欲兼備の「愚」のままで生きたいということですが、そう言いながらも感性の純粋な、それこそアニミズムの世界に届くような俳句をつくっていました。主催は、流山歴史文化研究会、後援は、流山市、流山市教育委員会、流山市立博物館友の会。参加費1,000円。お問い合わせは渡辺090-4674-5517、川根090-2901-1024(流山歴史文化研究会)。
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