2月3日は、節分です。幼児教育支援センター附属幼稚園の隣りにある流山市立江戸川台小学校に赤鬼があらわれました。「うおー」「があ―」と迫力ある鬼の登場に1年生もびっくり。その頃、幼児教育支援センター附属幼稚園では、「鬼のつどい」を行っていました。
先生方は、手作りのジャンボ紙芝居の「泣いた赤おに」を演じています。情景が想像できるよう感情を込め、間や読みを工夫しています。演じる先生も一枚一枚ゆっくり丁寧にあけたり、素早くしたり、感情をこめて進めています。
真剣に見たり聞いたりしていた子どもたちは、紙芝居が終わり、いろいろな想いや感情が心に残ったようです。「どうして『豆まき』をするのかな?」と先生の問いかけに、「怒りんぼ鬼追い出すの」「泣き虫鬼追い出す!」「意地悪鬼、追い出す」「好き嫌いする鬼も」「いい春をむかえるの」と、幼稚園で学んだ事、知っていることなど、たくさん話をしていました。
すると突然、窓ガラスをたたきながら遊戯室に鬼がやってきました。「わおー、があー。悪い子は、いないか。「先生の言う事をきかない子は、いるか。お弁当を残す子は、いないか・・・」と言いながら鬼が近づいてきます。驚いた子どもたちは、素早く先生のそばに駆け寄ります。
「附属幼稚園には、そんな子いません。いい子ばかりです。」と先生。「うおー、ほんとかな。があー。それじゃあ、他の幼稚園に行って悪い子を探してくるか。」と鬼は去っていきました。優しい先生の言葉に助けられた子どもたちでした。
鬼が帰った後、日本古来の伝統行事「豆まき」を行いました。広い遊戯室で、お友達のお腹にいる悪い鬼に豆を投げあいました。元気いっぱいの子どもたちは、「豆まき」の行事を通して、いろいろ学びました。友達と楽しむ体験、いろいろな感情体験、伝統行事を知る体験、自分を振り返る体験など。幼児教育支援センター附属幼稚園の子どもたちは、また、心も体もひとまわりおおきくなりました。
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