1月18日、ほっとプラザ下花輪の多目的広場で、流山市青少年育成会議(樫村あい子会長)主催の親子たこあげ大会が開催されました。この大会は、昭和54年に始まった新春恒例のイベントです。当日は、約150人の親子連れが参加し、手作りの凧や市販のゲリラカイトなどを大空に舞い上げ、親子で楽しい休日を過ごしました。
昨年までは、江戸川河川敷野球場で行われていましたが、今年は、ほっとプラザ下花輪に会場を移して、親子たこづくり教室も同日開催としました。前半は、たこを持参した皆さんが凧揚げを楽しみ、凧作りに参加した皆さんは、後半に完成したばかりの手作り凧を、ちゃんと揚がるか挑戦です。
この日は、風が吹いたり止んだりの凧揚げにとっては難しいコンディション。広場で糸を引きながら元気に駆け回る子どもたちや、親子で協力しながら凧を揚げる姿があちこちで見られました。昨年は、直前の雪の影響で中止となったため、前回のたこづくり教室に参加して作った凧を、1年越しに揚げることができたという参加者もいらっしゃいました。
ほっとプラザ下花輪の室内で行われたたこづくり教室には20組45人の親子が参加しました。作る凧はエイ凧という、魚のエイの形をした凧で、作るのも簡単で良く揚がるそうです。材料も和紙と竹ひご、木工用ボンド、凧糸だけです。凧づくりの講師は、20年以上もこの教室で教えてくださっている内田博さん。上手な凧の作り方は、左右均等にバランスよく作ることと、なるべく軽くすることだそうです。「ボンドも使うのは最小限にした方がいいですよ」と教えてくださいました。
約1時間かけて手作り凧が完成すると早速、広場で凧揚げに挑戦。バランスが悪い凧は、少し揚がると回転してしまいうまく揚がりません。お父さんと協力して上手に揚げていたのは、流山小3年の入澤佑羽さん。凧を作るのは初めてで「竹ひごを付けるところが難しかった」とのことですが、干支の馬の絵を描いた入澤さんの凧は、風を捉えて気持ちよさそうに空高く揚がっていました。入澤さんは、手作りたこ部門の「ほのぼの賞」を受賞しました。
お母さんと参加していた東小2年の斉藤泰地君は、作った凧のバランスが悪かったのか、一所懸命糸を引きながら走っても全然凧が揚がらなかったようです。講師の内田さんが見かねて手直ししてくださり揚げ方も教えてくださいました。すると凧はうまく揚がるようになり泰地君も大喜び。お母さんの多賀子さんは、「家にいてもゲームばかりしてるので、外で一緒に遊ぼうと参加しました。子どもも楽しそうなので、近くの公園でも凧揚げをしたいですね」と語ってくださいました。
駐車場には、流山警察署の協力でパトカーが展示されていました。子どもたちはみんなパトカーが大好き。凧揚げを楽しんだ後に、興味深そうにパトカーに近づいてきます。運転席や後部座席に座ったり、記念撮影をしたりと気分を変えて楽しんでいました。警察官にマイクを貸してもらい「止まりなさい」などと叫ぶ場面もあり、思わず大人は振り返ってしまいました。
前半に、持参した凧を揚げていた子どもたちは、後半は室内で双六や福笑いを屋外では羽子板やコマ回しといったお正月の昔遊びで楽しみました。コマ回しで得意になるお父さんや、羽子板でむきになるお母さんなど、懐かしい伝統遊びに大人の皆さんも童心に返って楽しまれていたようです。
表彰式も前半と後半に分かれて行われました。それぞれ、「おおたか賞」「ほのぼの賞」「会長賞」が2名ずつ選ばれ、表彰状とメダルが贈られました。樫村会長から、「オリンピックまではこのメダルで我慢してね」と、それぞれの入賞者にメダルが掛けられると、子どもたちはうれしそうに笑顔になりました。この日の様子は、JCNコアラ葛飾も取材に訪れ、1月20日のデイリーニュースで放映されました。
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