1月18日(土曜日)、流山福祉会館で「新選組局長・近藤勇が流山にやってきた」という講演会が行われ、多くの新選組ファンが詰め掛けました。万華鏡ギャラリー見世蔵が主催して続けられている「歴史と文化のトーク&トーク in ながれやま」の5回目として企画されたものです。
講師は、新選組を追って流山に引っ越し、新選組に魅せられて150冊余の新選組本を企画・出版された元・新人物往来社社長の大出俊幸さんです。新選組の永倉新八の遺稿をまとめた「新撰組顛末記」を昭和46年に刊行し、以来40年以上新選組の研究や出版、「土方歳三忌」「沖田総司忌」などの開催をはじめ「新選組友の会」の会長もされています。
講師の大出さんは、新選組研究の第一人者ですが、NHKの大河ドラマ「新選組!」が放送された平成16年から「広報ながれやま」で「新選組と流山〜新選組外伝」を1年間連載してくださったのをはじめ、毎年4月の「近藤勇忌」を流山6丁目の長流寺で続けられるなど流山でもさまざまな文化活動を積極に続けています。
定員30人の予定でしたが、有料の講演会にも関わらず倍以上の参加があり、会場は満席。戊辰戦争や「錦の御旗」などを権力の争奪戦という視点で解りやすく解説。蒙古襲来の際の台風を吾妻鏡では「大風」と記述しているものが、昭和9年から「神風」と表現されるようになった経緯などを紹介し、歴史を自分でしっかり考えていくことの大切さ等を呼び掛けました。
今回の講師である大出俊幸さんは、流山歴史文化研究会にも所属されていますが、同会では設立10周年を記念し4月6日(日曜日)14時から流山市文化会館に俳人の金子兜太氏を講師にお招きして「荒凡夫一茶」と題し、小林一茶についての講演会を開催します。昨年は、小林一茶生誕250年、新選組結成150年、ことしは白みりん誕生200年など節目の年が続き、郷土史への関心が高まっています。
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