1月12日、コミュニティプラザ体育館で総合護身武道「拳正道」(秋月孝允道主)の鏡開き式と新春初稽古が行われました。拳正道は、昭和48年に初代道主・秋月正行氏(故人)により設立された流山発祥の武道です。昭和52年にはリイドコミックで、劇画「激拳」として連載されました。現在では、関東を中心に約60の支部のほか、アメリカやインド、オーストラリアにも支部道場を開いています。
当日は、約500人の門下生と子どもたちの保護者など約300人が流山に集まりました。鏡開き式では、秋月道主が「昨年、拳正道創立40周年を迎え、記念大会を盛大に行うことができました。今年は、また新たな一歩を踏み出す心構えで、皆さんもそれぞれ目標をもって頑張ってください」と挨拶されました。
続いて、昨年の大会で優秀な成績を収めた6つの支部道場による奉納演武が行われました。参加者や見学者の見守る中、気合いの入った掛け声がこだまし華麗な演武を披露。会場からは惜しみない拍手が送られました。最後は、はかま姿の女性拳士たちによる、優雅で勇ましくもあるむらさきの舞いが披露され、式に華を添えました。拳正道は、日本古来の武道精神を継承しながら、老若男女だれにでもできる護身武道として設立され現在、3千人を超える門下生がその精神と技を学んでいます。
鏡開き式に続いて行われた初稽古では、秋月省吾副道主が拳正第一の単から第三の単までの型などを稽古。広い体育館に、約500人の門下生による威勢良い声が響きわたりました。秋月副道主は、「日常生活に無理なくできるのが拳正道の魅力の一つ。護身術を身に着け、礼節を重んじ、健康な体を作るのが拳正道であり、社会に貢献できる人づくりを目指しています」と話してくださいました。
市内には、東深井小学校体育館の流山北支部道場と南部柔道場の流山南支部道場の二つの道場があります。5歳から拳正道を始めた流山北支部道場の市村千里君(東深井小5年)は、「違う学校の友達もできて、とても楽しいです。拳正道を習っていて礼儀正しくなったと思います。今年の目標は、昨年できなかった大会で入賞すること」と元気よく語ってくれました。
流山南支部道場に通う南流山小6年の美濃部翔君は、「友達に誘われて2年生から始めました。陸上やバスケもやってますが、拳正道は体力づくりにもなるし、何よりカッコいい。将来は指導者になって、拳正道を多くの人に広めたいです」と頼もしい話もしてくれました。両道場とも、生徒を募集中とのことです。問い合わせは、拳正道総本部事務局(電話番号04-7155-3786)までお願いします。
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