11月25日、ゆうちょ銀行流山店で、中部地域包括支援センターのスタッフによる「金融機関向け認知症サポーター養成講座」が行われました。
「認知症サポーター」とは、認知症を正しく理解して、認知症の方やご家族を温かく見守り、支援する応援者のことをいいます。現在、全国で446万人を超える方が認知症サポーターとなっており、流山市においても、3,800人を超える認知症サポーターが誕生しています。
今回の講座には、15人の行員の方が参加し、ATMの操作や窓口での対応について話し合い、認知症の方への接し方を学びました。講師からの「歩行が困難な方には杖があるように、認知症のような目に見えない障害に対しては、周りの人たちが『杖』になることができる」という説明にうなずく方もいらっしゃいました。
参加した行員の方からは「認知症と思われる方が窓口にいらっしゃることはたびたびあったが、対応の仕方がわかってよかった。相談窓口があるとわかって安心した」などの声が聞かれました。
また、11月27日には、江戸川大学総合福祉専門学校の学生を対象に、同じく中部地域包括支援センターのスタッフによる、認知症サポーター養成講座が行われました。
10代から50代まで、408人の学生が講座を受講し、認知症の症状についての説明や、スーパーマーケットでの対応についての寸劇などを通して対応について学びました。
受講した10代の学生からは、「周りにも呼びかけ、認知症を多くの人に知ってもらいたい」「接し方を少し変えるだけでも表情が変わるのだと感じた」などの感想が聞かれました。
厚生労働省の発表によると、2025年には認知症高齢者は470万人に達する見込みです。地域に暮らす子どもから大人まで、また、学校や企業の中で認知症に対する理解を進めることが 「認知症にやさしい街づくり」につながります。
市では、市内4か所にある地域包括支援センターで認知症サポーター養成講座を実施しています。また、高齢者の様々な相談に応じています。地域の団体やサークル等にも出向いておりますので、認知症サポーター養成講座の開催を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。
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