11月30日、南流山センターで、第8回音読・朗読発表会が開催され、大ホールに美しい日本語が響きわたりました。この発表会は、子どもたちが音読活動を通じて日本語に親しみ、人と気持ちを合わせて読み上げる楽しさを知ってほしいと、流山市子どもの読書推進の会(伊藤基会長)が中心となって毎年開催しているもの。今年は、市内の11小中学校から17グループ、計180人の児童・生徒が参加し、日ごろの練習の成果を披露しました。
演目は、言葉遊びが楽しい「きりなしうた」(谷川俊太郎作)、祭の掛け声や賑わいを表現する「お祭」(北原白秋作)、東日本大震災の体験をテーマにした作文「十五回目の誕生日」、狂言の「附子」等、さまざま。子どもたちは文章の意味を考えて抑揚をつけたり、振りを加えたりと、それぞれの発表にいろいろな工夫が見られました。
ゲストには、毎年放送コンクールで輝かしい成績を納めている千葉県立小金高校放送局から3人の高校生が登場。「“伝える”ということの難しさと楽しさを、いつも練習に励んでいます」という3人が「手ぶくろを買いに」(新美南吉作)をしっとりと読み上げると、会場の全員が聴き入っていました。
発表会の最後に全員で群読したのは、岩手県釜石市立釜石小学校の校歌(井上ひさし作)。「いきいき生きる いきいき生きる」「手と手をつないで しっかり生きる」といった生きるために大切なことを訴える歌詞が、被災後同校に避難していた地域住民を勇気づけたと言われています。参加した子どもたち、訪れた保護者や一般来場者の人たちが一体となって、元気に群読しました。
来場者からは「子どもたちの声は、大人に元気を与えてくれます。とても良かったです」「どの発表からも一生懸命な姿が伝わってきて、感動しました」という声が聞かれました。
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