11月25日(月曜日)、リサイクルプラザ・プラザ館で、リサイクル講座「押し絵つるし雛づくり」が開催されました。リサイクルプラザ・プラザ館では、ボランティアの講師、サポーターのご協力により、年間を通して各種リサイクル講座を実施しています。今回の講座は、「さくら会」の皆さんが指導にあたってくれました。つるし雛づくりの講座は、さくら会の皆さんが平成23年度から実施しており、毎回大変好評で、今回も定員を大幅に超える応募がありました。参加者は抽選により当選した、10人の方々です。
つるし雛は、伊豆稲取温泉に江戸時代から伝わる風習で、初節句を迎える娘の無病息災、良縁をお祈りする飾りです。「桃飾り」と呼ばれる飾りは、ひとつひとつに意味がある縁起物です。平成23年度、24年度のつるし雛の講座は、雛を一つ一つ縫って仕上げるタイプのものでしたが、今回は「押し絵」という技法を使い、ボンドで貼って仕上げました。
まず、型紙の裏にスポンジシートを貼り付け、はさみで型紙どおりに丁寧に切ります。1つの雛につき、裏表各1枚ずつ作ります。
すべて切り終えたら、持参したどの布で雛を作るかを考えます。色合いによって印象が変わるので、みなさん真剣に布を選んでいました。
それぞれどの布で作るか決まったら、雛の作り方について講師の山下先生から説明がありました。今回作る雛は、お正月をイメージしたものです。富士山や羽子板、梅の花やお宝袋などを作ります。山下先生の他にも、サポーターの方々が各テーブルを回って丁寧に指導をしてくださるので、安心して作業を進めることができます。
スポンジシートを貼り付けて切った型紙を、自分で選んだ布に貼り付け、のりしろ分を取って布を切ります。布を貼り付けやすいよう、曲線の部分には数箇所切り込みを入れ、親指を上手に使って、型紙に布を丁寧に貼り付けていきます。
富士山や梅などは、いくつかのパーツを組み合わせて仕上げます。ひとつひとつの雛を作っていく作業はとても楽しい、という声があちこちから聞こえました。また、持参した布を参加者の中で交換したりする様子も見られ、和やかな雰囲気の中での製作となりました。
細かいところは、目打ちなど先のとがったものを使って、丁寧に貼り付けていきます。
それぞれの雛がすべて出来上がったら、赤ひもをはさむように、雛の表と裏を貼り付けて完成です。
つるし雛は、それぞれの季節に合った雛をつければ、1年中飾ることができます。サンタクロースや節分の鬼など、とてもかわいらしいですね。
上部のつるしの輪は、セロテープの芯に布を貼り付けて作ることができます。この部分もリサイクルですね。輪の外側に梅の花を取り付けると、季節ごとの吊るし雛を梅の部分に付け替えて飾ることができ、年間を通して楽しむことができます。参加者のみなさんのつるし雛を並べてみました。つるし雛は数が多いほど華やかで素敵な仕上がりになりますね。
リサイクルプラザ・プラザ館では、ご家庭の不用布がこのような素敵な作品に生まれ変わる感動を、より多くの市民の方に体験していただいと考えています。今後も楽しくリサイクルに取り組めるような講座を企画していきます。随時、「広報ながれやま」や市ホームページで募集のお知らせをしますので、ぜひご参加ください。お問い合わせはリサイクル推進課電話04−7157−8250まで。
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