11月11日、流山北小学校に、流山おおたかの森高校の先生と生徒たちが訪れ英語の出前授業を行いました。訪れたのは国際コミュニケーション科の先生2人とクラス全員の生徒たち41人です。授業は5年生の4クラスで行われ、高校生は2グループに分かれ2クラスずつ担当しました。
同校の国際コミュニケーション科は6年目を迎え、文部科学省から「英語によるコミュニケーション能力・論理的思考力を強化する取り組み」の拠点校として、県内3校のうちの1校に指定されています。今回のクラス全員による英語出前授業は初めての試みで、来月には鰭ケ崎小を訪れる予定とのことです。
授業は、最初に先生が野菜などのカードを出して英語の読み方と発音を教えました。一通り終わると、小学生が4人ずつのグループに分かれ、そこに高校生が2人ずつ付いてグループワークを行いました。カードを床に伏せて置いて、かるたのようにめくってから英語で答えたり、高校生が出したカードを指名された小学生が答えるなど、楽しみながら授業は進みました。
次に行われたのが買い物です。高校生がスーパーマーケットの店員になり、小学生がお客になって教わった野菜などを英語で買い物します。「How much is a carrot?」「One dollar.」「I’ll take it.」「Here you are.」「Thank you.」。スムーズにいくときもあれば、途中で分からなくなる時も。でも高校生が優しく教えていました。
同校国際コミュニケーション科長の片岡紀之先生は、「生徒たちにとっても、教わる立場から教える立場になり、グループごとに小学生にどのように英語を教えるか判断力と思考力を養う良い機会になったと思います。今回は、小学生に覚える英語ではなく、実際に使える英語を学んでいただこうと買い物をする場面を想定した授業を行いました」と語ってくださいました。
同校1年1組の土屋萌子さんは、「分かりやすく教えるのがとても難しいことに気付きました。教える経験をして、私たちの英語力のレベルアップに必ず役立つと思います」と次の授業でも積極的に小学生と会話を交わしていました。翌日には、クラス全員で麗澤大学を訪れ、さまざまな国の留学生と交流する機会もあるそうで、楽しみにされていました。
授業を受けた流山北小5年4組の学級委員・太田茜さんは、「高校生の皆さんが優しく教えてくれて楽しかったです。分からないところは、何でも聞くことができました。また機会があったら教わりたいです」と語ってくださいました。この日の様子は、千葉テレビでも取材され当日夜9時30分からのニュースチバで紹介されました。
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