10月15日、鰭ケ崎小学校で、全校児童とPTAなど約600人が参加しての植樹が行われました。これは、本年度、市内5か所で行われているまちなか森づくりプロジェクトの第三弾で、49種類、約1,300本の苗木を小学1年から6年生の児童がグラウンド周りに植えました。この事業は、NPO法人地球の緑を育てる会の主催で、森づくりの第一人者、横浜国立大学名誉教授・宮脇昭さん指導のもと、日本財団の助成を受けて行ったものです。市は、市民団体等とサポート委員会を立ち上げ協力を行っています。
この日は、10年に1度と言われる大型の台風26号が関東に接近していることもあり、小雨が降る中、雨ガッパと長靴姿での植樹となりました。約550人の児童は1年生と6年生、2年生と5年生、3年生、4年生の4グループに分かれ、低学年の児童は高学年の児童のサポートを受けながら植樹を行いました。最初は慣れない手つきで苗木を植えていた児童たちも、慣れてくると楽しくなってきたようで、本数を競い合うように積極的に植えていました。
苗木をひととおり植えたあとは、土の表面に稲わらを敷きつめました。これにより大雨時の土壌流出、雑草繁茂、乾燥等を防ぐことができて、最後には土にかえって肥料になるとのことです。苗を挟み込むようにびっしりと稲わらを敷きつめたあとは、飛散しないようにPTAや先生方の手により縄でくくって植樹作業が終了しました。「植樹が楽しかったひとは」という質問に全校生徒全員が元気よく「はーい!」と手を挙げていたのが印象的でした。
給食を挟んで午後からは体育館で宮脇名誉教授の講演も行われました。宮脇名誉教授は、阪神大震災や東日本大震災のスライドを映し、市街地での樹木の必要性について児童に語りかけました。
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