10月3日、福島県のうつくしま復興大使3人が市役所を訪れ、井崎市長にこれまでの支援のお礼と今後の復興に向けた力強い決意を語りました。うつくしま復興大使事業は、福島民報社が行う福島復興戦略事業のひとつで、県内から公募で集まった大使が、全国の関係機関や自治体を回りふるさと再生のメッセージや、これまでの応援に対し感謝の気持ちを伝えるものです。
また、この事業は福島県の「ふくしまから はじめよう。」プロジェクトに位置付けられ、福島民報社と福島県の共催で実施されています。当日訪れた大使は、鈴木淳也君(相馬市、小高工業高校2年)と郷琴里さん(石川町、澤田中学校2年)、田口幸子さん(主婦)の3人で、お一人ずつ井崎市長に向かって熱い想いを語りました。
鈴木君は、姉妹都市・相馬市の市民で、少年野球の交流で以前にも流山市を訪れた経験があるそうです。「震災の時、自衛隊員や消防士の活躍を目の当たりにし、自分も将来、市民の役に立つ仕事がしたいと思い、今は消防士になりたいと考えています」と力強く語り、立谷相馬市長から託された親書を井崎市長に手渡しました。
郷さんは、「自分の住む石川町は地震や津波による被害は大きくなかったものの、原発事故後は放射能の影響で学校では校庭に出られなくなり、測定器をつけて学校生活を送る毎日で辛かったです。今は、校庭にも出られるし測定器もつけなくて良くなり、復興に向けて着実に進んでいます。これからも応援してください」と思いを伝えました。
田口さんは、放射能による福島県に対する風評被害について触れ「福島のコメや野菜は、しっかりとした検査体制が確立しています。市場に出ているものは全て安全で、どれもおいしいものばかりです。福島の農業復興に、これからもご協力をよろしくお願いします」と語りました。
3人の思いを聞いた井崎市長は、「震災から約2週間後に相馬市を訪れたとき、津波に襲われたまちを見て、何度も訪れた相馬市が大変なことになってしまったと言葉もなかった。相馬市が、福島県が、元気になるまで、これからも応援をしていくので頑張ってほしい」とエールを送りました。最後に、大使から井崎市長へ、福島の民芸品で復興への想いが込められた特製の「起き上がり小法師」が手渡されました。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ