市内で今年度めでたく百歳を迎えられる方は、男性が6人、女性が14人です。大正2年4月1日から大正3年3月31日にお生まれになり、9月15日現在ご存命の方々で、県を通して内閣総理大臣名で賞状と銀杯が贈られます。県と市では連絡をした上で、9月16日以降それぞれのお宅をお伺いし賞状と銀杯をお渡ししお祝いしています。
9月24日には、江戸川台の清水喜一さん宅を、高齢者生きがい推進課の今野課長がお伺いしました。清水さんは、大正2年8月16日生まれ。都内にお住いだった10歳の時に関東大震災を経験され、太平洋戦争では内地での兵歴もあるそうです。大正・昭和の激動の時代を逞しく生き抜いてこられた年輪が、お顔のしわに刻まれているように感じられました。100歳を迎えられて、お話も面白く、とてもお元気なおじいちゃんと周囲でも評判です。
70歳まで会社勤めをされ、精密機械の細かな手作業をされていたそうです。退職されてからの30年は、まさに第2の人生。戦時の経験を生かして家庭菜園を作ったり公民館で俳句と詠いの講座も受講され、さらには80歳から英語も学ばれているとのこと。「一日の内で、ぼーっとしている時間はほとんどないです」というくらい、いつも何かをされているそうです。「何かしていると生き生きするし、やってれば気持ちがいい」と満面の笑顔。長寿の秘訣は、「好き嫌いのないことと腹八分目」と教えてくださいました。
「向日葵や 百寿迎えて 誕生日」は、百歳になられた日に作られた俳句。ご自分で筆書きされ、額に入れて壁に飾られていました。また、これまでによんだ句や思い出の写真などを集め作った「百歳記念アルバム」も見せてくださいました。朝7時には起床し夜7時に就寝。足を痛める前までは、家の周りも良く散歩されていた清水さん。今は週に2回、リハビリに通い、近所の公園を歩いて1周できるようになるのが目標と話してくださいました。
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