9月14日(土曜日)、北部公民館で、「彗星の起源と宇宙」をテーマに、星のソムリエ加賀谷昭さんの講演が開催され、39人が参加しました。これは、身近な社会・経済問題から最先端科学、星のロマンなど幅広いテーマを取り上げる「市民教養講座」の第2回として開催されたものです。彗星とは何かから始まり、彗星の構造では氷を使った説明があり、彗星と流星群、春先に飛来したパンスターズ彗星、この秋の大型彗星アイソン彗星のお話と続きました。アイソン彗星は、ハレー彗星などとは異なり、太陽や地球に近づくのは今回限りで、再び太陽系のかなたへ去っていきます。11月上旬から12月下旬にかけてのアイソン彗星の動きを図を使って詳しく説明してくださり観察に役立つものでした。そして、太陽系から銀河系へ、銀河系から大宇宙へと、お話が果てしなく広がりました。今夜の星空では、天頂には夏の大三角形が見えますとの紹介がありました。 最後に、40億年後には我々の天の川銀河と他の銀河が合体するという気が遠くなるようなお話で講演を締めくくられました。
後半は、外に出て、天体望遠鏡で太陽の黒点を観察する予定でしたが、太陽が雲に隠れてしまい、東葛星見隊の丸川さんから天体望遠鏡についての説明、そして全体についてのQ&Aで終わりました。参加者からは、「ロマティックな話ですばらしかった」、「普段興味を持っていなかったが、今回の機会で興味を持ち感謝しています」と、たくさんの方から、彗星と宇宙に興味が持てたとの声をいただきました。お土産の星座早見工作セットを組み立て、星座早見盤を活用に益々興味を持っていただければと思います。次回の市民教養講座は趣を変え、11月21日に「発展するアジア経済と日本 貿易立国から投資立国へ」のテーマで開催します。
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