8月26日(月曜日)、流山市生涯学習センターで、森を散策して、さまざまなものを撮影し、一つの映像にしていくジェイミ・ハンフリーズさんの「森のなかの映像ワークショップ」が開催されました。参加した子どもたちは、隣の流山市総合運動公園を散策しながら、草原や樹木で、虫メガネを手に、小さな虫や花を見つけて大騒ぎです。
今回のワークショップを指導されたジェイミ・ハンフリーズさんは、2002年レデイング大学美術専攻学士を卒業し、様々な素材を用い、線を描くという行為を通して特有の場を探検するインスタレーションを製作しています。 杉並区の小学校で継続的に 実験的なワークショップ「アートキッズ」を展開しているのをはじめ、遊工房アートスペースでの活動など、様々なコミュニテイープロジェクトに携わっています。
総合運動公園の日本庭園で、まずは「自分のお気に入りの場所」を探すことから始まります。それぞれの子どもが、自分の気に入った場所を決めると、そこを虫メガネでよく観察したり、手に触れてみたり、じっくりと観察が始まりました。たくさんの蟻が群れていたり、バッタが跳んでいたり、身近な自然の発見です。
そんなミクロの風景をビデオカメラで撮影していきます。変わった木の実や芽、枯れ葉の葉脈をじっと撮影する子もいます。「何と言う名の花なのか」、「どんな種類の虫なのか」よりも、興味、関心を持つこと、凄いと感じることが大切なワークショップです。緑色に光る背のタマムシも発見。虫が怖がって逃げないよう慎重に撮影していきました。
そして、大空を背景に紙飛行機をつくって飛ばして、これも下から見上げるように撮影。子どもたちは、身近な場所で、さまざまな発見をして、目が輝いています。来日して6年、イギリス出身のアーティストは、流山の子どもたちにも大変な人気で、「来年も、また、やりたい」という声も数多く聞かれました。
今回のワークショップで制作した映像「森の探検隊〜小さな世界と大きな世界」は、8月30日(金曜日)から9月8日(日曜日)まで流山市生涯学習センターのロビーで見ることができます。ご来館の際は、ぜひ、ご覧ください。7月13日(土曜日)の青木研さんのバンジョーワークショップから始まった夏休みの子どもワークショップも、8月27日(火曜日)、ジャズドラマー猪俣猛さんのリズムワークショップで今年は終了です。来年もさまざまなワークショップを企画していきます。ご期待ください。
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