8月5日(月曜)・6日(火曜)、市長から「平和大使」の任命を受けた市内の小学5・6年生15人が広島へ行き、19万9千羽の「平和の願いが込められた千羽鶴」を届けました。
平和大使は千羽鶴を献納したほか、広島平和記念資料館や袋町小学校資料館の見学、被爆された方の講話、平和記念式典へ参列などを通して、平和の大切さを学びました。市が広島へ千羽鶴を届け始めて今年で10年目を迎え、平和大使の派遣は平成21年から実施しています。
8月5日は、当時8歳で被爆された岡田さんの話を聞きました。原爆直後の状況や被爆後の生活上の苦しみなどを、直接聞くことができました。岡田さんは「行ってきます、と言って家を出た姉が、いまだに帰ってこない。」と声を震わせながら話されていました。
千羽鶴を広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」の折り鶴台(ブース)へ献納しました。その後、広島平和記念公園資料館を見学して、なぜ原爆が広島へ落とされたのか、原爆投下後の広島の街の状況など、平和大使にとって初めて知ることが多く、たくさんメモを取るなどして、一生懸命学びました。
翌6日(火曜)は、平和記念式典に参列。広島に原爆が投下された8時15分に「平和の鐘」を合図に1分間の黙とうを行い、原爆で犠牲になった方の冥福を祈りました。また、平和大使と同学年のこども代表による「平和への誓い」には、特に真剣な様子で耳を傾けて聞いていました。
広島から戻った平和大使たちは、19日(月曜)に市役所で開いた平和大使報告会で、今回の広島での体験をまとめた作文集を提出しました。この作文集は、市ホームページで公開しているほか、市議会、小・中学校、図書館、公民館、生涯学習センターに配架しています。広く市民の皆さんにお知らせするとともに、平和への想いを後世につないでいきます。
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