8月19日(月曜日)、流山市生涯学習センターで「高橋伸寿&ザ・ドランカーズ」のコンサートが行われ、多くのファンが往年のスタンダードジャズを楽しみました。第3回流山ジャズフェスティバルの一環として行われたもので、ボランティアの皆さんの手によって企画運営されています。会場は「浅草の“しん”さん」の愛称で親しまれている高橋伸寿さんの軽妙なトークもありアットホームな雰囲気で盛り上がりました。
ヴォーカルの高橋伸寿さんは、1954年、明治大学在学中にナイトクラブ・シンガーとしてスタートし、57年には新東宝映画「天城山心中」で映画デビュー。その後、赤坂のナイトクラブや米国TV局等に出演。NHK音楽番組「我が心のスタンダード」等に出演しました。また、都内ライヴハウスやホテル英国客船でのショー出演など幅広く出演しています。クルーナー唱法で唄う男性ジャズ・シンガーで、日本ジャズヴォーカル賞大賞を受賞されています。この日は、歌や映画の歴史を語りながらブルースカイ、ムーンリバーなどを披露しました。
この日は、ゲストヴォーカルに吉田紀江さんが出演。吉田さんは、女史聖学院フォークソングクラブを卒業後、アメリカンロックバンドでヴォーカル活動し、1999年楽器店ジャズヴォーカル科入校をきっかけにジャズヴォーカルに転向しました。ソロボーカルだけでなく、ジャズコーラスを学び、女性3声ジャズコーラスユニットAnegoesを結成。04年高橋伸寿氏に師事。浅草のライヴハウスを中心にライヴ活動中です。
ザ・ドランカーズは、ドラムの佐野充さんをリーダーに、テナーサックスの黒田一義さん、ベースの藤田わたるさん、ギターの森朗さん、ビブラフォンの板垣誠さんの5人のベテランミュージッシャンで編成されています。南流山1丁目のスタジオ・エンザでは8年前から隔月で出演しているお馴染みのジャズバンドです。
ドラムでリーダーの佐野充さんは、ドラムをたたいて40年、ジョージ大塚氏に師事されたベテラン。その人柄とスティックさばきで個性の強いメンバーをきっちりまとめていらっしゃいます。また、テナーサックスの黒田一義さんは、ダン池田とニューブリード、小野満とスイングビーバーズ、ひばり&スカイ、藤家虹二オーケストラなど、多くのセッションに参加。自らもPULSEを結成されています。ベースの藤田わたるさんは、高校時代より元大阪フィル主席コントラバス奏者南村初氏に師事し、フリーのベーシストとして活躍しながら、ラテングループ「MARY&RICOS」を結成されています。
ギターの森朗さんは、19歳でプロデビューし、ジャズギタリストの潮先郁夫氏に師事、ギターの教本執筆やギター講師、レコーディングのアレンジやプロデュースなどでも活躍されています。ビブラフォンの板垣誠さんは、ライブ・レコーディング・テレビ・ラジオ・CMなどさまざまなジャンルで活躍され、現在、藤家虹二クインテット、しらいみちよバンドなどに在籍。4本マレットを駆使した高い技術の演奏は、各方面から高い評価を得ています。
6月に始まった第3回流山ジャズフェスティバルも、今月24日(土)、江戸川堤で開催される第37回流山花火大会で、点火前の「陽菜&殿、御乱心」コンサートをもって終了します。流山ジャズフェスティバルは、日本を代表するジャズドラマー・猪俣猛さんの総合プロデュースで、「音楽が身近にある街」を目指し、流山出身の世界的バンジョー奏者・青木研さんや流山在住の若きトランぺッター・曽根麻央さんらの協力を得て2年前から市内各地で開催されています。
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