8月16日(金曜日)、南流山1丁目のライブスペースNYで「クリスタル・ジャズ・ラティーノ」のライブが開催され、多くのラテンファンが詰め掛けました。第3回流山ジャズフェスティバルの一環として、南流山1丁目のスタジオエンザなど、民間のスタジオなどでも続けられているものです。この日の出演は、2006年春、ラテンミュージックの第一人者、高橋 ゲタ夫によって結成されたクリスタル・ジャズ・ラティーノの皆さん。
リーダーの高橋ゲタ夫さんは、流山市生涯学習センターで開催した和太鼓奏者・ヒダノ修一さんのバンドなどで流山でもお馴染みのベーシストです。1976年「ジョン山崎&スクールバンド」でレコードデビュー以来、高中正義、松岡直也、オルケスタ・デル・ソル、 向井滋春、日野晧正をはじめ 数多くのセッション&レコーディングに参加。熱帯ジャズ楽団 N.Y.公演など、海外公演も多く、井上陽水、徳永英明、南佳孝等のツアーにも参加しています。
ヴォーカルの三科かをりさんは、ゴスペル界巨匠・淡野保昌氏率いるアカペラグループ ”Sound Of Joy”に参加後、自身のグループ ”KWRゴスペルクワイア”を立ち上げています。現在、参加メンバーは200名に及び、また、女性4人のアカペラグループ “4 Tune”でソプラノを担当、CDもリリースしています。この日は、迫力の声量と歌唱力でステージを盛り上げていました。
スティールパンのトニーグッピーさんは、スティールパンの発祥の地、トリニダード・トバゴの生まれ。母国の「ソリスト スキル コンテスト」でグランプリを獲得。その演奏スタイルは、激しくドライブ感のあるアドリブは言うまでもなく、時には優しく語りかけ、メランコリックな世界に誘います。このグループに多くのオリジナル曲を提供。ドラム缶を切っただけというスティールパンで、なぜ、あのような音が出るのかと、休憩時間にはお客さんがスティールパンの内側を覗きこんでいました。
ピアノの中島徹さんは、ピアニスト及びトロンボニストとして、現在、小濱安浩C.U.G.ジャズオーケストラ、北野タダオとアロージャズオーケストラ等、数多くのバンドやセッションに参加しています。ジャズを基盤にラテン、ブラジル音楽、沖縄音楽や日本の伝統大衆音楽をベースにしたバンドに至るまで幅広い分野で活躍中です。2001年と2002年、自己のプロジェクト"LATIN-JAZZ-JAPONISMO〜はぽにやす"で、 国際交流基金派遣の文化使節としてヨーロッパ各地 10都市で公演を行っています。
パーカションの宮本仁さんは、ブラスバンドでトロンボーンを吹いていた17歳の時に、ふと知り合った料理人の方から「良いのが有るんだよ」と、1本のカセットテープをプレゼントされ、その中に録音されていたサルサに魅了され以来「ドップリと音楽に漬かっております」とのこと。多くの国々を旅して演奏を続けられているそうで、この日も、ユーモアたっぷりにステージを盛り上げていました。
ドラムスの加納樹麻さんは、音楽好きなご両親の影響を受け、幼い頃からドラムに興味を持ち、19歳の時に渡米、Musicians Instituteに入学。卒業後も L.A.を中心に ジャズ、ラテン、ファンク、ポップスと幅広くセッションを重ね、 Shannon McNally、Dale Fielder、Rafael Moreira、Red Youngなどのグループに参加。2000年に帰国後、さまざまなスタイルのセッションやライブに参加中。現在参加中のユニットにはリスタル・ジャズ・ラティーノやPink Bongo, 秋田慎治トリオなど。
この日は、即興で「流れの山」というご当地ソングを熱唱。珍しいスティールパンの演奏や力強い三科かをりさんの歌声に、来場された中高年の皆さんは、足や手拍子など身体でリズムをとりながら聴き入っていました。流山おおたかの森駅前や流山市文化会館、森の図書館など市内各地でボランティアの皆さんの手によって6月から続けられている第3回流山ジャズフェスティバル、次回は19日(月曜日)、流山市生涯学習センターで高橋伸寿&ザ・ドランカーズが開催されます。お問い合わせは同センター04−7150−7474へ。
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