8月3日、生物多様性シンポジウムの一環として「ケビンさんと森探検」と「カエル教室」が、午前、午後の2部構成で行われ、第2部には14組35人の親子が参加しました。第2部は「ケビンさんのカエル教室」です。ケビンさんは「流山は森と水に恵まれた土地。午前は森と樹をみんなに体感してもらったので、午後は水辺にすむ生物との触れ合いを体験してもらいたい」と冒頭の挨拶でおっしゃっていました。
座学では水槽の中には4センチくらいのミシシッピアカミミガメが2匹。お祭りなどで買ってくるミドリガメのことのようです。ケビンさんは「ちっちゃいカメ、かわいいね〜、かわいいね〜って育てていると、ある日、突然〜・・・」と麻袋から取り出したのは甲羅の径が30センチもある大ガメ。
これには会場から悲鳴に近い歓声があがりました。「ヒトのよくないところは、これじゃあ自分は飼えないけどカメはかわいそう。かわいそうだから逃がしてあげる。と池に逃がしちゃうことね。このカメも昨日、印西の池でとってきた。ヒトの都合で捨てちゃダメ〜」と話しました。このくらい育つとアゴやツメが強力なので顔の前に指を出すのは非常に危険なそうですが、甲羅を持って逆さにすると縮こまるようで、ケビンさんは会場をまわって子どもたちにカメの甲羅を触らせていました。
水道局の駐車場に用意された3つのプールに子どもたちが足をつけると、こちらも昨日ケビンさんがとってきたという3種のカエルの登場です。トウキョウダルマガエル、アマガエル、ニホンアカガエル。それぞれに特徴があり、一番の泳ぎ得意はトウキョウダルマガエルです。ケビンさんは後ろ足の水かきを広げて見せながら、他のカエルとの違いを説明しました。
この日は利根運河協議会も水生動物のブースを展示。利根運河に関するクイズのほか、クサガメやザリガニを展示していました。
講座が終了してからもケビンさんは人気者。一緒に写真をとってもらう子どもや、質問する子どもなど、ひとつひとつの疑問に丁寧に答えてくれます。ケビンさんは「みんなが楽しんでくれてよかった〜。子どものときから自然に触れて体験するのが一番大事。森と水とそこにすむ動物たちに実際に触れる機会がある流山の自然をぜひ大切にしていってほしい」と締めくくりました。
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