8月14日、青年海外協力隊として2年間の活動を終え帰国した、市内在住の山本有里さんと木戸あゆみさんが市長室を訪れました。2年前にフィリピンに渡った山本さんは、保健師として母子保健を中心に町の住民の健康状態の向上を目指して協力隊に参加しました。また、ベトナムに渡った木戸さんは、栄養士としてヘルスケアセンター小児健康科/栄養不良児予防対策室に配属され、離乳食教室の開催やメニュー紹介、栄養情報媒体としてポスター作成、母親学級の開催補助などを行いました。
山本さんと木戸さんはそれぞれの派遣先の様子についてパソコンを持参し、映像で報告してくださいました。山本さんは、外国で暮らすことで日本や日本人としての自分を強く意識するようになったそうです。「インフラが整っていない地域もあり、未舗装の道路も多いためバスが通らないというような経験もしました。女性だからというような考えがない国で働きやすかったです」と話しました。木戸さんは、この活動を通じて子どもの愛らしさや可能性に魅せられたこと、宗教や文化の問題から世界的にも家族計画や妊産婦死亡率減少への支援が少ないことを知ったそうです。お二人とも、今後も見識を深め、今回の経験を社会へ還元していきたいとおっしゃっていました。
協力隊経験者が作る公益社団法人青年海外協力会事業部長の香月龍太郎さんは、昭和60年度2次隊としてパプアニューギニアで活動されたそうです。現在は協会でJICAの事業を支援しています。井崎市長は「お二人とも、2年間の海外協力隊の活動お疲れさまでした。日本では経験することができない貴重な体験をされたことと思います。この経験を生かして、日本でもさらに活躍してください」と激励しました。
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