一茶双樹記念館で小江戸風物詩
更新日 平成25年8月5日

[画像]「祭」という紅白の提灯(72.8KB)

  8月3日(土曜日)と4日(日曜日)の2日間、流山6丁目の一茶双樹記念館で、「小江戸風物詩」が行われ、浴衣姿のご家族連れの皆さんらが昔懐かしい日本の夏の風物詩を楽しんでいました。敷地内には「祭」という紅白の提灯が並び、風鈴が涼しげな音で来場された方々を迎えてくれました。縁日では、メンコやベーゴマなど昔の遊び道具で、大人も子どもと一緒に楽しんでいました。


[画像]「赤城保存会」の皆さんによるお囃子などを披露(78.6KB)

  蝉の鳴き声の大合唱の中、「赤城保存会」の皆さんによるお囃子、獅子舞、ひょっとこ踊りなども披露され、笛や太鼓、鉦などが奏でるウキウキするようなお囃子に大きな拍手が贈られていました。赤城保存会は、40年もの間、赤城神社や雷神社、大杉神社、浅間神社など市内の多くの祭礼やイベントで、伝統的なお囃子の演奏や舞を継承し披露し続けています。


[画像]木の実でつくる人形づくり(76.3KB)

  西深井にお住まいの天木誠司さんは、木の実でつくる人形づくりなどの特技を活かし、この日は、せんだんの実のブレスレットづくりや紙トンボづくり、ぎんなんの実の笛づくり、桐の虫づくりなどを指導されていました。天木さんは、木の実工房を主宰し、退職後に始めたスケッチや木の実細工を披露して地域のイベントなどに貢献されています。

 


[画像]「みりんカクテル」が飲めるコーナー(78.1KB)

  庭園では、ラムネや駄菓子などの子ども向けコーナーの他に、大人向けに「みりんカクテル」が飲めるコーナーも設けられ、人気を呼んでいました。みりんは、一茶双樹記念館を象徴するもので、俳人小林一茶とみりん醸造創設者の一人と言われる五代目秋元三左衛門(俳号双樹、1757〜1812)は交友があり、一茶はこの地を数十回訪れています。みりん関係資料なども展示されています。


[画像]浴衣姿のご家族連れの皆さん(75.8KB)

   一茶双樹記念館では、さまざまなイベントを開催しています。8月11日(日曜日)にお抹茶を楽しむ会、9月14日(土曜日)に花語り茶話会、9月22日(日曜日)にいけばな教室、9月23日(月曜日)に観月の会、9月29日(日曜日)に聞香、そして、10月22日(火曜日)〜11月4日(月曜日)まで第9回一茶双樹まつりと続きます。
 


[画像]懐かしい日本の夏の風物詩を楽しむ皆さん(68.4KB)

  小林一茶(1763〜1827)は、江戸時代を代表する俳諧師です。この地方は、一茶にとってはいわば第二のふるさとであり、流山の双樹のもとには、 50回以上も来訪したことが知られています。ことしは、小林一茶生誕250年の記念の年。流山市生涯学習センターでは、9月から朗読ワークショップとして「一茶ものがたり」を計画しています。来年2月に、朗読劇で小林一茶を舞台発表しようという企画です。記念館は、安政年間(19世紀中頃)の建物を解体修理し、茶会・句会等に利用できる双樹亭及び往時を偲ばせる主庭を中心に、商家を再現し、みりん関係資料などを展示する秋元本家、茶会・句会等に利用できる一茶庵から構成されています。お問い合わせは、一茶双樹記念館04−7150−5750へ。



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