東京理科大学生涯学習センターと公民館共催の「親子科学教室」が、7月26日(金曜日)から28日(日曜日)まで、同大学野田キャンパスのセミナーハウスを会場に開催されました。小・中学生に科学の面白さを知ってもらおうと、毎年、夏休み期間中に実施され、今年も市内外から親子37組約80人が参加し、2泊3日で実験や工作を体験しました。
講師は、同大学の教授や同大学出身の中学・高校の先生方で、専門的な実験や工作を楽しく指導してくれます。初日の講義「太陽エネルギーの活かし方!」では、太陽光発電(PV)の出力を、ハロゲンライトとPVパネル、電流計、電圧計等で実験。「水に次ぐ消費量世界ナンバー2の材料?に触れる」では、圧縮に強く、引っ張る力に弱いコンクリートの構造を学んだ後、モルタルを作製。星やハートの型に流し込んでオブジェを作りました。
2日目。「お兄さんたちの科学教室」では、暁星中学・高校の物理部が、紙コップと針金、粘土で作るやじろべえや、箱に穴を開けて、中にたまった空気を箱を叩いて押し出す空気砲ほか、体験型実験ブースを設置。参加者は好きなブースを自由に体験しました。「身近なものを科学の目で観てみよう!」では、色を調べる実験を行いました。ろ紙を短冊状に切り、下から約2センチメートルの所に線(原線)を引き原線の中心に丸い点で色を塗り、水の入った展開層に入れたら実験開始。もとの色、含まれていた色、Rf値などを観察・記録しました。
最終日。「落下の実験」では、物体の落下する時間をストップウォッチで測定。2メートルの高さの位置から、しんちゅう球、木製の球、発砲スチロール球などで実験。落下合図の秒読みが始まると、子どもたちの表情は真剣そのもの。
「おもちゃを科学しよう!」では、水、塩水、油の重さを比べる実験後、これらの性質を用いて不思議な水中玉のおもちゃを作りました。午前11時、すべての講義が終了。修了証を受け取った子どもたちは、「とても楽しかった」「また来年参加したい」と元気に話していました。
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