7月6日(土曜日)、文化会館で、ゆうゆう大学合同公開講演会「そうだ流山、行こう 鬼先生の楽問のススメ」が開催され、約400人の方参加がしました。講師は、テレビ番組「世界一受けたい授業」をはじめ数多くのメディアでも活躍中の江戸川大学社会学部現代社会学科文化人類学コース教授の斗鬼正一先生。
今回は、長年にわたり取り組まれている大都市(香港、ソウル、大阪、京都)における文化人類学研究について、「人は当たり前と思った時、思考停止、何も考えない、何も見えてこない、楽しめない状態「楽力低下」傾向にある。なぜ、裸は恥ずかしいのか。美人の基準とは何かなど、世界各国で異なる文化を相手の立場で理解することが大切です」と先生独自のユニークな見方、考え方で紹介していただきました。
また、先生最大の武器は、自分がその場に行き自分自身の目で体感するフィールドワーク。「日本人に、10秒で富士山を描いてくださいと言うと、行ったことがない方も、皆さん同じ様な絵を描く。自分の目で確かめてもいないものを描けてしまうのは、当たり前に洗脳されているからです。もっと柔軟な発想の柔らか頭で、身近な変を見つけてみましょう」と先生は話してらっしゃいました。。
参加者からは、「固まった頭に良い刺激となった」、「人は当たり前と変を分類して生活していることが分かった」などの感想が寄せられました。見慣れた市内の風景なども、柔らか頭で好奇心があればこそ見えてくる新しい発見があるかもしれません。斗鬼先生による「楽力向上」の処方箋は、流山を楽しむヒントを与えてくれた時間でもありました。
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