7月31日、平和大使として千羽鶴を広島へ届ける小学5・6年生が市役所に集まり、結団式を市役所で行いました。市民の皆さんから平和を願う折り鶴を募集し広島へ送る事業が始まってから、今年でちょうど10年。今年寄せられた折り鶴は、結団式の時点で過去最高の18万7千羽に達しました。公募によって選ばれた15人の平和大使8月5日から6日にかけて広島で千羽鶴を献納するほか、資料館へ行ったり、被爆者からお話を聞いたりして、戦争や原爆の恐ろしさについて学んできます。
井崎市長は平和大使に向けて「よく見て、聞いて、感じること。そして平和を守るためにはどうしたらいいのか考えてほしい」。後田教育長は「自分の耳で聞いて感じてきたことを、しっかりとまわりの友だちにも伝えてほしい」と話し、一人一人に千羽鶴を手渡しました。平和大使を代表して井上紗奈さんからは「広島へ行き、平和の大切さを学んできます」と真剣な表情で決意を述べました。
小山小5年生の大江華暖さんは、平和大使の募集を学校で配布されたプリントで知ったといい、「原爆ドームに行き、広島の原爆について知りたかった」と参加したきっかけを語ってくれました。
市役所の別室ではボランティアの方たちが千羽鶴を折ってくださっており、本日が最終日です。結団式の後に千羽鶴を折るのを手伝った平和大使の吉田健吾君は、「針が絡まって難しいけど、広島に想いが届くように」と、一つひとつ一生懸命針を通していました。地域のボランティアグループに所属していて、昨年に続き2回目の参加という吉田孝子さんは、平和大使の子どもたちへ「心を込めて持って行ってほしい」と笑顔で語ってくれました。
なお、この記事は7月31日に市役所へ職場体験に来た北部中学校2年の伊野正浩君と松下翔君の2人が取材・執筆したものを、秘書広報課広報係の監修のもと掲載しています。
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