7月29日、向小金児童センターで、演劇「ねこはしる」が上演されました。この日は、小学1年生から6年生まで120人近い子どもたちの参加がありました。スタッフは5人で、準備からのすべてを行っていただきました。その中で俳優さんは、わずか3人。ねこ、魚、イタチ、すすき等、次から次へ1時間の間に数十種の生き物、それだけではなく池や空までも歌、台詞、体を使って表現しており、観ている方も想像力、まさしくイマジネーションパワー全開でした。
劇の中に登場するのは、3人の人と音。観客が楽しみながら想像力を駆使し、一緒に感じ考え挑戦するライブな体験の演劇です。音は、オカリナとギター、それと今回の準メインとも言える、紙コップを絹糸に通した楽器(ストリングラフィー)のハーブのような響きが、なんとも言えないユニークな音色で観客を惹きつけていました。
観劇終了後は、ワークショップが行われました。実際に劇中で奏でられた紙コップの楽器を作り、その後各々白い手袋をはめて、ピンとはられた絹糸を親指と人差し指ではさみ鳴らしてみました。蛙やにわとりの鳴き声や自転車のブレーキの音、ほら穴に落っこちた音など子どもたちからは、想像力豊かな発想が次から次へと出されました。低学年の子どもたちの参加が多く、やや難しいかなと思った内容でしたが、俳優さんのひき付け方がすばらしく、子どもたちも俳優さんの動きと同じように遠くを見つめたり大きな声でわらったりで、俳優さんペースに乗せられっぱなしでした。
最後、ねこのランが友だちの魚を食べてしまうところは、子どもたち、それぞれ何かを思い感じたようです。今まで観たことのない今回の劇は、生きる「課題」が散りばめられていて、子どもたちにとって、とても良い機会が得られ有意義な一日となりました。
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