7月29日(月曜)から「秘密基地はトンネルの中〜君がくれた夏」が、流山市生涯学習センターで始まりました。ギャラリー全体を、秘密基地にして、みんなで楽しもうというものです。初日となった29日は、夏休みのワークショップとして事前に申し込んだ子どもたちが参加し、自分で絵を描いたり、段ボールを使ってトンネルをつくったりしながら大きな秘密基地を共同制作しました。
ワークショップを指導されたのは、昭和40年会や瀬戸内国際芸術祭などで活躍されているアーティスト、パルコ キノシタさん。昨年は、公園や校庭が放射線除染作業中のところも多かったことからギャラリー全体を広場のように使って巨大ボードゲームのワークショップを行いました。また、パルコさんの指導で、夏休みに流山の子どもたちが描いた大きなオオタカの絵は、ドイツなど海外でも展示されました。
越後妻有アートトリエンナーレや津山芸術祭、中里村アートワークショップなどでも活躍されているパルコさんのワークショップは、同センターが開催している夏休みワークショップの人気プログラムです。段ボール箱を頭からかぶって「宇宙人来襲!」とおどけてみせるなど、子どもたちと一緒に制作を楽しまれていました。
今回のワークショップ「秘密基地はトンネルの中〜君がくれた夏」は、8月4日(日曜)までギャラリーに展示されています。展示物ですが、触ることも、遊ぶこともできる展示です。29日には、段ボールでつくった秘密基地の中には小さなテーブルや椅子を持ち込んで遊ぶ子どもたちの姿も見られました。
指導されたパルコさんは、「自分でつくったもので、自分が遊ぶのが一番いい」と、買い与えた玩具やゲームで遊ぶだけでは創造力が育ちにくいのではないかと危惧されていました。かつては、だれのものでもない(と思っていた)空き地や雑草地で、草や木を使ってつくっていた秘密基地。なんとなく懐かしさを感じるワークショップです。
流山市生涯学習センターの夏休みワークショップ。8月2日(金曜)から4日(日曜)まで松尾宇人さんや川口貴大さんの指導で行われる「色々なモノや場所で音をつくろう!音づくりのワークショップ」や8月26日(月曜)にジェイミ・ハンフリーズさんの指導で行われる「色々な視点から世界を見てみよう!森のなかの映像ワークショップ」などが予定されています。夏休みの自由研究のヒントにぜひ、ご参加ください。
夏休み期間中、さまざまなジャンルの企画展示を行う流山市生涯学習センターのギャラリー。8月9日(金曜)午後から、「とびだす絵本ミュージアム」が始まります。世界中から集まった仕掛け絵本、飛び出す絵本を実際に手にとってご覧いただけます。初日となる9日は仕掛け絵本作家・畠智彗さんの仕掛け絵本づくりワークショップが、11日には、漫才コンビ「おしどり」によるパントマイムと針金アートワークショップがそれぞれ(どちらも材料費500円)行われます。会期は20日までで、入場無料です。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ