7月6日(土曜)、生涯学習センターで「0歳からのクラシック〜親子で楽しい七夕コンサート」が開催され、乳幼児を連れた多くのご家族がクラシックやアニメソングなどを楽しみました。育児中は、クラシックは無理、子連れで生演奏は諦めていました・・・という皆さんに、親子で楽しめるコンサートをと企画されたものです。
乳幼児が多少ぐずっても、眠ってしまっても、お互いに気にしないで音楽を楽しみましょうという企画で、客席にはベビーカーもたくさん並びました。大人1,000円、子ども500円、お膝の上や抱っこでの鑑賞は無料という初の試みで、流山市音楽家協会と流山市生涯学習センターの協働で計画が進められてきました。出演は、伊津野志保、清水寛子、内藤雅子、脇野真樹、板倉寿美子ら流山市音楽家協会の会員の皆さんです。
この日は、七夕の前日ということもあり、受付で子どもたちが願い事を書いた短冊を吊るした笹がステージに飾られ、「大きな古時計」では時計の影絵、「七夕」の歌では星の形などホールスタッフ手づくりの照明が演出効果を高めていました。土曜午後の開催で、お子さんが昼寝の時間帯と重なるかなと主催者も気をもんでいましたが、お父さんの参加も多く、会場はほぼ満席。この日の様子は、JCNコアラ葛飾のデイリーニュースで放送される予定です。
歌とゆかいな司会を担当された伊津野志保さんは、東京音楽大学声楽専攻卒業、同大学研究科修了。二期会オペラ研修所で研鑽を積み、ロンドンのTrinity College of Musicマスターコースに留学。ピアノと声楽を西静子、声楽を成田繪智子、安達さおり、ヘレン・ヨーク、テレサ・カーヒル、バロックをフィリップ・ソービーの各氏に師事し、二期会準会員です。
客席で猫の耳を付けて子どもたちに語りかけるように歌った清水寛子さんは、昭和音楽大学声楽学科を経て、同大学院オペラ専攻修了。修士課程修了公演奏会にて、ヴェルディ「ファルスタッフ」のナンネッタ役で出演。平成16年恵比寿ガーデンプレイス内ホールにて「清水寛子〜歌の花束をあなたへ」を開催。声楽を南みつ子、中村佳子、濱田千枝子の各氏に師事。現在、藤原歌劇団準団員です。
フルートの内藤雅子さんは、桐朋学園大学音楽部フルート専攻卒業。フルートを峰岸壮一、湯川和雄各氏に師事。室内楽を三善晃氏に師事。ウィーン夏期講習会に参加。ヴェルナー・トリップ氏に師事。森のホールなどでリサイタルを開く。現在、ソロ、室内楽を中心に演奏活動を行っています。また、ブラスクリニックなど後進の育成にも力を注いでいます。
ヴァイオリンの脇野真樹さんは、京都市立芸術大学卒業。在学中よりテレマン室内管弦楽団に8年間在籍、ドイツやイギリスなどの海外公演にも参加。最近は、演奏活動のほか、埼玉県松伏町の田園ホールエローラの運営などにも携わっています。故・東儀祐二、岸邉百百雄、G・ボッセの各氏等に師事。
ピアノの板倉寿美子さんは、武蔵野音楽大学音楽部器楽学科ピアノ専攻および聖徳大学人文学部音楽文化学科音楽療法コース卒業。第11回日本ピアノ教育連盟主催オーディションで奨励賞。ピアノを坂井玲子氏に師事。現在、音楽教室の講師の傍ら伴奏者として数多くの演奏会に出演しています。
「広報ながれやま」を見て1歳2か月の優羽ちゃんと一緒にいらした新井ご夫妻は、「1時間を越えるコンサートで子どもが飽きないか心配しましたが、手拍子をとったり、リズムに合わせて身体をゆすったり、眠らないで楽しんでいました。親も、出演者の声量に驚きました。生のステージの迫力はいいですね」と感想を聞かせてくださいました。
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