7月5日(金曜日)、流山市生涯学習センターで流山が生んだ若き天才トランペッター曽根麻央さんが率いるスカイフロアーのコンサートが、バークリー音楽大学の協力を得て開催されました。第3回流山ジャズフェスティバルの一環として企画されたものです。出演は、曽根麻央さんをはじめ、若手ナンバーワンの人気ドラマー鈴木宏紀さん、特別来日のEdmar Colon Gierboliniさん、渡辺ショータさん、若井俊也さんという編成でオリジナル曲を中心に2時間半に及ぶステージを展開しました。
幼少の頃からお父さんの音楽教育を受けて育った曽根麻央さんは、9歳で両親と「そねそねくらぶ」を結成。10歳のとき、流山市文化会館で「子育てサロンコンサート」に出演。高校3年生のとき同会館で行われた本邦最高峰のジャズトリオ「WE3」(前田憲男、猪俣猛、荒川康男)のステージにゲスト出演し、共演アルバムが発売されました。現在、ボストン・バークリー音楽院に全額奨学金を得て留学中です。
曽根さんは、昨年、マサチューセッツ州会議事堂で行われた天皇誕生祝賀会で日米両国歌をトランペットで独奏しました。ことしからDanilo Perezが音楽監督を務める「The Berklee Global Jazz Institute」へ編入。以後、世界的音楽家より指導を受け注目を集める若き音楽家です。この日のステージも、トランペット演奏に、歌に、ユーモラスなトークにと大活躍でした。
ドラムの鈴木宏紀さんは、ピアノ講師である母の勧めで6歳からドラムを始め、中村典雄氏に高校卒業まで師事。甲陽音楽学院名古屋校に入学後、ジャズライブハウスを中心に活動し、2010年からバークリー音楽院に奨学生として留学。ラルフ・ピーターソン・ジュニア氏等に師事。2年前から大学で同期の曽根麻央さんらとスカイフロアーを結成しました。
特別来日のエドマーコロンさんは、プエルトリコのコアモ出身。20歳のサックス奏者、ピアニスト、作曲家です。現在、バークリー音楽院にプレジデント奨学生として在学中。12歳でサックスを始め、世界各国で演奏、国際的に活躍中です。スペインの巨匠・Joaquin SabinaとJuan Manues Serratのレコーディングに参加し、100万枚以上のプリセールを記録。次世代の最も活躍する奏者として世界的に注目されています。
ピアノの渡辺ショータさんは、父渡辺のりお氏の影響で15歳の頃にジャズに興味を持ち、16歳からDonny Chwekendike氏に師事。17歳から演奏活動を始めると同時に依頼が殺到。また、名古屋出身のジャズファンクバンド「赤門」に加入し、4枚のCDをリリース。現在、浜崎航グループをはじめ大阪昌彦、梅津和時、TOKU等一流アーティストと共演。「赤門」や「eN」、「音船」を中心にジャンルにとらわれず全国的に活動中です。
ベースの岩井俊也さんは、明治大学入学と同時にコントラバスを始め、翌年、大学を中退して演奏活動を開始。現在、都内を中心にさまざまなバンドで活躍。定期的に名古屋、九州、関西、長野などで演奏活動を展開。2010年に発売された参加CD「しあわせな森のジブリ」はAmazonのジャズ部門で1位、iTunesのジャズ部門でのダウンロード5位を記録しました。
今回は、数日前からチケットが完売になってしまった曽根麻央スカイフロアーコンサート。少しメンバーが異なりますが、夏休み中の曽根麻央さんのコンサートが、8月10日16時頃から流山おおたかの森駅前(無料・予約不要)と、翌11日19時から南流山1丁目のライブスペースNY(有料、要予約04-7197-3295)で予定されています。出演バンドは、曽根麻央&フレンズとなります。
曽根さんが、渡米して以来、夏休みの「帰国コンサート」を楽しみにしているファンも多く、この日も、松戸からいらした萩原ご夫妻は、「東葛失語症友の会で小学生時代の麻央くんの演奏を聴いてずっと応援しています。音楽や絵画などは脳の活性化によいと先生にも薦められています」と語ってくださいました。親子バンドとして市内の施設での慰問演奏をはじめ地区イベント等での演奏が多かったこともあり、小学生時代から応援してくださるファンも多くいらっしゃいます。この日の曽根さん、14日(日曜日)のバンジョー奏者・青木研さんのコンサートなど、流山市が生んだ世界的ミュージシャンのコンサートが続きます。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。
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