6月28日(金曜日)、市役所1階ロビーで第302回サロンコンサートが行われました。今回は「第21回新人演奏会 羽ばたけ、遥かなる大空へ」と題し、4月に行われた新人オーディションを通過した4人が出演しました。ヴァイオリンの石倉彩夏さんは、京都市立芸術大学を卒業後は流山フィルハーモニー交響楽団に所属して活動されているほか、老人ホームでのボランティア演奏にも積極的に参加されています。今回選んだのは、序奏とロンド・カプリチオーソ(サン=サーンス)。スペインのヴァイオリニスト、サラサーテに献呈された曲とあって、スペインの風景を思わせるような演奏でした。
フルートの石井智惠さんは武蔵野音楽大学大学院を修了されました。演奏曲目にはフルートの名曲、カンタービレとプレスト(エネスコ)を選択。前半のカンタービレ部分は豊かでゆったりとしたメロディーが、後半のプレストはピアノ伴奏との技巧的な掛け合いが余すところなく表現されていました。
ソプラノの西村文乃さんは現在1歳になるお子さんの子育てをしながら音楽活動を行っています。母校である東京藝術大学のアートリエゾンセンターで子どもとともに楽しめるクラシックを展開中です。オペラ「ラ・ボエーム」より“私が街を歩くと”(プッチーニ)と小さな空(武満徹)の2曲を表情たっぷりに歌いあげました。
ピアノの松下訓子さんは演奏会用アレグロ(E・グラナドス)を演奏。今回の選曲には、4年前から趣味で始めたフラメンコが少なからず影響しているとか。専門分野と趣味との楽しい融合が十二分に表現された演奏でした。4人の堂々とした演奏に、会場からは惜しみない拍手が送られていました。皆さんの今後の活躍が大いに期待されます。7月のサロンコンサートは「打楽器&マリンバ 打楽器の温もり」をテーマに演奏をお贈りします。曲目は剣の舞(ハチャトゥリアン)、夏童謡メドレー 海・夏の思い出・浜辺の歌、リラクシングメドレー 朧月夜・七つの子・虹の彼方に・星に願いを・ムーンリバー・トロイメライなどを予定しています。お昼のひととき、クラシックの生演奏をお楽しみください。
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