6月22日、文化会館で、第3回流山ジャズフェスティバルの幕開けとなる「猪俣猛ジャズオーケストラ」が開催され、約700人の方が本物のジャズを楽しみました。このイベントも今年で3年目。これから約2か月間に渡って、「本物のジャズ」に触れられる夏の一大イベントが始まります。
オープニングナンバーは「Let's Dance」。スイングジャズの代表格であるベニー・グッドマンの曲です。軽快なナンバーでスタートし、会場は一気に盛り上がります。この日のジャズオーケストラをプロデュースする猪俣猛さんは、ジャズフェスティバルの総合プロデューサーでもあります。猪俣さんのライブは、ジョークを交えたトークも魅力の一つ。この日のメンバー紹介も「ちょっと最近物忘れが多いから、メモを見ながら紹介します」という一言に会場は笑いに包まれていました。
今回の出演は、ドラム・猪俣さん、流山出身の若き天才トランぺッター・曽根麻央さんを始めとする、総勢17人のビッグバンドです。それぞれがソロプレーヤーとしての腕前を持つ皆さんが一堂に会しての演奏は迫力があります。
続いてカウント・ベイシーの演奏でも有名な「Jumpin’ at The Woodside」とグレン・ミラーの「Tuxedo Junction」。猪俣さんからは、「とても気持ちのいい曲なので、昼寝をしたい人はどうぞ」と紹介されました。
前半最後の曲、「Angelitos Nagareyama」では、途中で歌のパートが入ります。奏者も観客の皆さんも手を振って盛り上がりました。
後半は、グレン・ミラーの「American Patrol」、ジャズのスタンダードナンバー「Begin the Beguine」と続き、ルイ・アームストロングの歌唱で1968年にヒットした「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」」を、曽根麻央さんのトランペットをフィーチャーした演奏で披露するすると、会場は演奏の素晴らしさに圧倒されていました。
そして今回の目玉の一つ、猪俣さん率いるビッグバンドと流山北小学校と南部中学校の児童・生徒約110人によるコラボレーションで、「Sing Sing Sing」が披露されました。この曲は映画「スウィングガールズ」の劇中でも演奏され、ご存知の方も多いと思いますが、猪俣さんにとってはジャズを始めるきっかけとなった忘れられない曲。通常見ることはないほどの人数での演奏に、会場は大盛り上がりでした。
三輪野山からお越しの佐藤邦彦さんご家族は、今回初めてジャズフェスティバルをご覧になり、小学6年生の娘さんが今回猪俣さんと一緒に演奏されたそうです。佐藤さんは「本物のジャズを聞く機会はあまりないので、子どもたちにも聞かせたいと思い参加しました。演奏者との距離が近くて迫力がありました。娘も一緒に演奏できたことは、いい経験になるだろうし、これをきっかけに頑張ってほしい」と話してくださいました。
また、小学4年生の娘さんも吹奏楽を始めたばかりとのことで、今日のステージは「迫力があって、かっこよかった」と笑顔で話してくれました。
第3回流山ジャズフェスティバルの今後の主な予定は、7月5日(金曜日)19時から「曽根麻央スカイフロアーコンサート」、7月14日(日曜日)14時から16時「青木研スペシャルアンサンブル」で、いずれも生涯学習センターで開催されます。そのほかにもたくさんのステージが用意されていますので、ぜひお越しください。
チケットやイベントの詳細は、生涯学習センター(電話:04−7150−7474)までお問い合わせください。
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