6月10日、市役所で「森の土地の扱いに関する覚書」及び「森の維持管理に関する協定書」の締結式が行われました。これは、市内にお住まいの地権者から貴重な動植物が存在する豊かな自然を後世に残したいと、約1ヘクタールにわたる森の寄附の申し出があり、自然環境の豊かさを保つための維持管理に関する覚書と、市内の自然環境団体と将来に渡って自然環境の豊かさを保つための維持管理に関する協定を締結したものです。
流山市は平成22年3月に全国の市町村に先駆けて生物多様性戦略を策定し、50年間の長期に渡る生物多様性の保全・回復に関するグランドデザインとしています。今回寄附があった森は同戦略の中でも重点拠点とされており、従来から生態系のモニタリング調査などを行っていました。昨年お亡くなりになった地権者の先代は「残された森の自然をぜひ後世にも伝えてほしい」とおっしゃっていたそうで、森の中には、とても市内とは思えないような谷津や湧水、うっそうと茂った木々が見られます。ただし足場が悪く、蛇やハチなどもいて危険なため一般の方が気軽に入るのはご遠慮いただく必要があります。
今回締結した協定では、「里山ボランティア流山」と「NPOホタル野」の皆さんに森の維持管理をお願いしていますが、同団体では会員として一緒に森の維持管理を行ってくださる方を募集する予定です。団体の趣旨にご賛同いただき、森の維持管理にご興味をお持ちの方は、それぞれのホームページをご覧の上、団体もしくは環境政策課(電話:04-7150−6083)までご連絡ください。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
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