5月11日(土曜日)森の図書館で「はじめての古文書」入門編が開催され17人の受講生が古文書の解読に挑戦しました。講師は、柏書房株式会社の編集部員で多くの古文書講座の講師をされている小代渉先生です。まず、受講生は12行209文字の行にA〜Nの記号を書き、原稿用紙に解読した文字を埋めていく作業をします。続いて、同じ形の文字を探して丸印をつけます。特に漢字の部首をヒントに、文字の判別をします。小代先生は、さんずい、しんにょう、ぎょうにんべんなどの毛筆のくずし字を読むためのコツをわかりやすく解説し、2時間で原稿用紙に解読された文字が埋まりました。
驚いたのは、ひらがなの「る」という文字が、ひらがなではなく「而して」候の崩し字であること。今回の題材は、江戸時代に、道中奉行へ通行のお伺いを立てた書面で書いた人の地域、藩、だれの家来、氏名、日付、が記載されていました。内容を判読した参加者は、「最初は、読める文字がほとんどありませんでしたが、講師がユーモアを交え、解りやすく説明してくれたので楽しく読み解くことができました。」と感想を聞かせてくださいました。古文書講座は、森の図書館で11月、木の図書館で8月と平成26年2月に開催を予定しています。
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