5月12日、初石公民館の新緑に包まれた木漏れ日のさす静かなたたずまいの森で、森のコンサートが開催されました。公民館の自主事業の一つとして、隣接した西初石ふれあいの森で、毎年5月にコンサートを開催しています。このコンサートも今回で6回目の開催となり、今では公民館恒例の年間行事として定着してきました。
心配された天気も朝から快晴のコンサート日和となり、いつも公民館で練習を積み
重ねている音楽演奏グループの皆さんの腕前を存分に披露してもらうことができました。森の中に設置された100個近くの客席は、近隣の住民の方や通りすがりの人たちで満席となり、立ち見ができるほどでした。
今回は、バンド「マウイ・チャイムズ」のハワイアン演奏から始まり、有吉かつこさんの「ギターの弾き語り」、好音会とメイプル・トライアングルの大正琴、フルート、サックス、オカリナ演奏が続き、最後にC&Cクラブ・しの笛カルチャーの篠笛演奏、と4つの音楽グループが出演しました。
3人の小学生も加わったハワイアン演奏では、ハワイの浜辺にまるでコンドルが飛んでいるような音色で、オカリナの演奏はアンデスの山奥にいるような音色でした。そして、ギター演奏の懐かしいフォークソングを聴いて青春時代にタイムスリップ。今年初めて参加した「しの笛カルチャー」の皆さんの篠笛の郷愁をそそる音色と曲目に、客席から思わず手拍子が出て、ステージと客席の気持ちが一体となった雰囲気に包まれました。篠笛による、昔懐かしい「笛吹き童子」の曲は迫力があるものでした。
11時から始まり4時間半にわたるコンサートでしたが、いろいろなジャンルの曲が次から次に披露され、客席の皆さんも飽きることもなく大満足の様子でした。出演された方も、客席からの好反応に「これからの練習に意欲が出てきた」と言っておられました。初石公民館では、これからも自主事業にこのような学習グループの発表の場を数多く取り入れ、市民の皆さんと一緒になって音楽を楽しむ機会をつくりたいと思っています。
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