5月3日、前ケ崎の田んぼで、流山お田んぼクラブ(岩根宏代表)主催の「親子でお米づくり」の田植えが行われました。ゴールデンウィーク後半の初日で、好天に恵まれたこの日は約130人の方が参加。お米はとても身近な食べ物ですが、実際にどのように育てられ食卓に届いているかを学ぶ機会は貴重とあって、たくさんのご家族が集まりました。
最初に、岩根さんが田植えの説明をします。機械での田植えとは違い、手植えをする場合には苗が少し育った状態で植えるそうです。自分の手元で苗を1本だけじっくりと観察する機会はあまりないので、参加した皆さんは珍しそうに眺めていました。また、田んぼに入る時は、長靴ではなく裸足がいいそうです。それは、長靴だと泥にはまって抜けなくなり、転びやすくなってしまうからです。普段はあまり泥の中で遊ばないという子どもたちも楽しそうに田んぼに入っていきました。
全員が田んぼに入ったら横一列に並び、ロープに添って苗を3本束にして植えていきます。今回は前に進みながら植えるのではなく、植え終わったら、合図で一斉に後ろに下がっていきます。後ろに下がると自分の足跡が残っているので、それを手や足でならしながらまた植えていきます。植える場所はロープに印がつけられているので難しくありませんが、苗が浮いてしまわないようにしっかり植えるのは少し難しいようです。でも岩根さんは「手直しが必要ないくらい、皆さんちゃんと上手に植えられています」とおっしゃっていました。
松戸市からお越しになった安蒜健市さん、いずみさん、康介くん(小学3年)はご家族で参加。「テレビ番組で田植えをしているのを見て、実際にやってみたいと思い参加しました。初めて田植えをしましたが、楽しかったです」と健市さんは話してくださいました。
康介くんは「初めての田植えはとても楽しかったです。泥の中がぬるぬるしていたののも面白かったです」と楽しそうに話してくれました。
南流山から参加した金子さん親子は、息子の綱希くん(南流山小2年)に田植えを体験させたいと思い、参加されたそうです。
綱希くんは「最初は苗を植えるのが難しかったけど、ちゃんと植えられました。転んで泥だらけになったけど、それも楽しかった」と笑顔で話してくれました。
西初石から参加された岩岡清志さん、智子さん、虎太郎くん(西初石小4年)、千紘ちゃん、万泰ちゃんのご家族は、もともとキャンプなどアウトドアでの活動が大好きで、家庭菜園もされているそうです。ただ、田植えは自宅ではできないので、今日のお米づくりに参加されたそうです。
虎太郎くんは「泥まみれになって、田植えをしてみたかったので楽しかったです。植えるのは難しかったから、ちゃんとできたかなぁ。カエルも捕まえたよ!」と話してくれ、田植えも泥遊びもめいっぱい楽しめたようでした。
代表の岩根さんは小学校の先生で、「農家の方に協力してもらって、このお米づくりも今年で3回目です。始めたきっかけは、小学5年生の授業でお米の勉強をするときに、自分で体験したものを子どもたちに教えたいと思ったことです。学校の授業だけだと、転勤など仕事の都合で継続できなくなってしまうかもしれないので、流山お田んぼクラブを作って活動することにしました。田んぼには親子で一緒に入ってもらうことにしています。親子で体験を共有することで、楽しさも絆もさらに強くなると思っています。今後は収穫祭や、田んぼにいる虫や生き物、植物の観察などをする「田んぼの学校」のようなものを行えればと考えています」と話してくださいました。
今後は、6月1日(土曜日)と7月6日(土曜日)に草取り、9月7日(土曜日)には稲刈りが予定されています。今回、田植えに参加できなかった方も途中から参加できますので、興味のある方やお米づくりをしてみたい方は岩根さん(電話:090−7905−0728)までお問い合わせください。
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