小林一茶第12回全国小中学生俳句大会表彰式
更新日 平成25年5月7日


姉妹都市信濃町で小林一茶生誕250年を祝い俳句大会

[画像]小林一茶第12回全国小中学生俳句大会表彰式(80.9KB)

 5月5日(日曜日)、長野県信濃町の一茶記念館で「小林一茶第12回全国小中学生俳句大会表彰式」が行われ、多くの関係者が俳句の魅力を楽しみました。信濃町は江戸時代を代表する俳諧師・小林一茶(1763-1827)の故郷です。漂泊の俳人・小林一茶は流山の商家・秋元三左衛門(俳号・双樹)のもとをたびたび訪れたことから、流山は一茶の第二のふるさとともいわれ、平成9年5月、流山市制施行30周年を記念し、姉妹都市となりました。表彰式が行われた信濃町では、この日、霜注意報も出て、頂に雪を残した黒姫山の麓で桜が満開という遅い春を迎えていました。


[画像]信濃小中学校の児童が合唱(76.2KB)

 宝暦13年5月5日に柏原(現・信濃町)に生まれた一茶にとって、この日は、生誕250年の節目の日。地元、信濃町でも一茶音頭パレードをはじめ、太鼓や野点、俳句大会、句碑めぐりスタンプラリーなどで賑やかに第30回一茶まつりも行われました。そのメインイベントが、ことし12回目となる全国小中学生俳句大会表彰式です。表彰式では、「一茶のおじさん 一茶のおじさん あなたのお国はどこですの…」と始まる、この地で古くから歌われているわらべ歌を、昨春開校した信濃町立の小中一貫教育校・信濃小中学校の児童が合唱して始まりました。

 


[画像]流山からお祝いに駆け付けた後田教育長(71.9KB)

 この俳句大会には、国内外の小中学生から7,397句が寄せられました。流山市からも「虫あみをひらりとかわすかぶとむし」(小山小6・宮崎湧)、「西初石小4・内田和花子」、「赤とんぼもみじの海を飛んでいる」(同4・新井瑛貴)、「秋の『日』は心を照らす『ともしび』に」同6・清水美圭)の4句が特選に選ばれました。表彰式では、秋田や九州からも小中学生が参加し、自作の句を自ら読み上げて特選となった力作を披露。流山からお祝いに駆け付けた後田教育長は、「俳句やスポーツを通して子ども達から姉妹都市の交流を深めていきたい」と呼び掛けました。

 


[画像]リポーターを務めたダチョウ倶楽部の上島竜兵さんと、長野市出身のお笑い芸人・ほしのゆきさん(75.5KB)

  地元「テレビ信州」の特別番組・小林一茶生誕250周年記念番組「竜ちゃんが行く“あなたまかせの おらが春!”」でリポーターを務めたダチョウ倶楽部の上島竜兵さんと、長野市出身のお笑い芸人・ほしのゆきさんの二人が激励に会場を訪れ、爆笑コントで、それまでまじめな雰囲気だった表彰式を沸かせ、子どもたちも大喜び。会場となった信濃町の一茶記念館では、7月7日(日曜日)まで「猫と一茶」という企画展を開催中です。小さな生物を詠んだ句が多い一茶ですが、中でも猫を描いた句が多いことから全国から寄せられた猫の写真と一緒に、一茶の猫の句を紹介しています。


[画像]長野県信濃町の一茶記念館(75.7KB)

  信濃町と流山の姉妹都市締結は、一茶と、流山で醸造業を営み、味醂の開発者のひとりと言われている秋元家5代目三左衛門(1757〜1812)の交流が始まりです。その秋元家の安政年間の建物を解体修理保存し、茶会・句会等で親しまれているのが流山6丁目の「一茶双樹記念館」。同記念館では、12日(日曜日)まで一茶誕生250年記念企画展「小林一茶の歩んだ道・流山〜布川」を開催中です。また、8日(水曜日)〜6月2日(日曜日)まではガーデンフェスティバルを開催。期間中の17日(金曜日)は「春のゴスペルコンサート」、6月1日(土曜日)は「邦楽コンサート」も予定されています。お問い合わせは、一茶双樹記念館04−7150−5750へ。



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