4月28日(日曜)、流山市生涯学習センターで「歌って笑ってジャズスペシャル」が開催され、約200人の皆さんが漫才やジャズ演奏などを楽しみました。流山市の健康都市宣言を受け、生涯学習センターが毎月開催している「笑って健康!お笑い大行進」の番外編として、中高年者に人気の漫才とジャズを融合させた初企画です。
即興性や反復性、感覚的・肉体的であることなど漫才とジャズは共通する点が多いと言われています。同センターでは、自治会や商工関係者で組織する「流山文化のまちづくり実行委員会」のボランティアの皆さんと一緒に漫才やジャズのイベントを続けています。この日は、ピアノやドラム、譜面台が置かれたステージでの漫才で幕開けしました。
幕開けは、時事ネタなどで笑わせるロケット団のふたり。ロケット団の三浦昌朗さんは山形弁を使って笑いをとることが多いのですが、会場に小学校の同級生がいらしてびっくり。「何十年ぶりに会ってもすぐわかるものですね。同じ町内で夏休み毎朝一緒にラジオ体操とソフトボールをしていました」と感慨深け。
続いて出演したすず風にゃん子・金魚のふたりは、大型連休中ということもあり頭に鯉のぼりを付けてステージ狭しと走り回るコントで笑わせます。漫才の後のジャズ演奏でも、金魚さんが着物の背に花を飾って、客席を走り回りながら都はるみの「好きになった人」を熱唱。漫才でも、演奏でも身体能力を活かして会場を沸かせました。
ホームランのふたりは、テレビショッピングのネタで客席と掛け合いながら楽しませてくれます。前半の漫才では余裕を見せていたふたりも後半の演奏ではサックスとトランペットを手に緊張気味。演奏中におぼん師匠に頭をどつかれながら笑いをとるなど楽しいステージを展開しました。今回の企画は、お笑いとジャズという珍しい組み合わせだったこともあり都内や埼玉など市外からのお客さまも多くアンケートでも好評でした。
おぼん・こぼん師匠がコンビ結成48年の貫録の漫才を披露した後は、ジャズスペシャルの開幕です。シング・シング・シングの軽快な演奏にのって緞帳が上がると、全出演者が、黒の上下に着替え、それぞれに楽器を演奏。4組の漫才コンビに、「笑点」のテーマソングでも有名なトランペット・池沼貴彦、ピアノ・横山恵一らを加えステージの雰囲気が一変。
「イン・ザ・ムード」の曲紹介では、作曲したグレンミラーの兄弟はバックミラーとサイドミラーと笑いを入れながらの進行です。解説された「笑いと健康学会」の澤田隆治会長は、このメンバーで流山ジャズフェスティバルに出場したいと意気込みを語ってくださいました。
中入り後は、おぼん・こぼん師匠のショーです。漫才、ものまね、タップダンス、歌と、会場はディナーショーのような雰囲気に。日本ではボードビリアンが育ちにくいと言われていますが、おぼん・こぼん師匠のステージはまさにエンターテイメント。客席をまわってマイクを向けながら一緒に歌い楽しい3時間を共有しました。
次回の「笑って健康!お笑い大行進29」は、6月16日(日曜)13時30分から流山市生涯学習センターで、新山ひでや・やすこ、ザ・風林火山、Wモアモア、ビッグボーイズ、流山が生んだコンパスの5組に加え、文化庁委託事業「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」として、国立劇場で開催される漫才新人大賞の決勝戦に出場する若手芸人が流山に集結、キャラメルマシーン、新宿カウボーイ、けいいちけいじ、おしどり、キラーコンテンツの5組も出演し、合計10組のお笑いチームが華やかな舞台をお届けします。お問い合わせは流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。
ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ