4月17日(水曜日)、中央公民館で、NPO法人流山市国際交流協会(NIFA)と公民館共催の国際交流サロン「ポトラックパーティー」(一品持寄り交流会)が行なわれました。同協会の日本語講座に通う中国、韓国、タイ、チリなどの外国出身者8人や日本語講師を中心にした協会員、合わせて26人の参加者が、食べ物や飲み物を持ち寄ってパーティーを楽しみました。
ポトラックパーティーは、初めての人との出会いの多い、年度はじめの4月に開催されるのが、ここ数年の国際交流サロン恒例の行事です。心を込めた手料理や、忙しい人は市販品でもOKということで、なるべくお金をかけないで、各自がご飯類、おかず、ケーキ・果物類のデザートや飲み物を持ち寄り、食事と会話を楽しみながら交流をします。
テーブルの上には、持ち寄った品々が前菜、主食、デザート、飲料が並べられています。和食に加え、中国、韓国、タイ、台湾などの外国料理も並びます。料理の入った器の傍には「料理名と国の名前」が記された名札が添えてあります。和食は旬の素材を使った海苔巻き、稲荷ずし、散らしずし、さくらおむすびやぼたもちなど代表的な日本食。参加者はバイキング方式で食べ物をお皿に盛って、テーブルに着きます。
珍しい外国料理も多く、日本人の希望もあり、外国人の自己紹介を兼ねながら、持参した外国人自身から「材料や味付けなど」料理のつくり方の説明をしてもらうことになりました。日本で調達した食材で母国から取り寄せた食材や調味料を用いて母国の味を失わないようにしながらも、日本人好みの味付けに工夫したという心の込もった「お国料理」が披露されていきます。
中国の料理では、千切りした干し大根に、きくらげや豚肉、味の決め手にピリ辛なシシトウを入れた「干し大根炒」。これを食べた山田さんは、「辛いものを食べてしまい、思わずそばの甘いものに手が伸びてしまった。」と自分が思っていた味とちがっていた様子。これもこのパーティーのご愛嬌です。
日本でも、お馴染みになっているタイの「トムヤンクン」、韓国の「トッポッキ」は、ホットプレートなどで温かくして出されました。韓国の金貞子さんは、「トッポッキは、いろいろな具材を使うので、健康に良いだけでなく、冷蔵庫の整理にもなるのでよく作りますよ」と話されていました。タイの「メッカヌン」は、蒸した黄豆に卵黄、糖、香料を加えて、一口サイズの果実の種に似せて作られたもので、色は黄色で祝い事などにもよく使われるタイで人気のお菓子だとか。日本人には珍しいもので、甘く大変おいしいものでした。
食事の合い間には、世界各国にちなんだ難問、珍問ありの楽しいクイズで、勝ち抜き合戦を楽しみました。少しずつ食べてもお腹は満腹。おおいに盛り上がって、あっという間に終了となりました。「今日は、食の世界旅行をしたみたい」「外国のいろいろな料理が食べられ、なかには、初めての珍しいものもあり楽しかった」などの感想がありました。今回は、気軽に外国出身の方々を交えての楽しいおしゃべりと手料理を楽しく体験しました。
国際交流サロンは、日本と外国との文化を相互に理解しあうことで、市内にお住まいの外国出身の方々を含めた市民の交流の輪を広げることを目的に開かれています。これまでにも、外国出身者や市民の方々がお互いに講師となって、各国の料理づくりや、お互いの文化などを題材にしながら交流を行っています。
次回の国際交流サロンは、6月5日(水曜日)、文化会館で、韓国出身者を講師に「韓国料理」を作ります。5月の国際交流サロンはお休みです。) また、流山市国際交流協会では、市内在住の外国の方を対象とした「日本語講座」を、文化会館を会場に毎週水曜日に開催しています。いずれも、お問い合わせは文化会館電話04-7158-3462まで。
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