流山1丁目の浅間神社で9月6日(土曜)、「切り絵行燈と音楽の夕べ」が開催されました。地元で「根郷の浅間様」の名で親しまれている境内で、神楽殿のステージには、今夏、流山ジャズフェスティバルや南流山駅前フェスタなどに出演された地元ミュージシャンらのジャズ演奏や歌声が響きました。飯田信義さんの切り絵を使った行燈と正村澄画さんによる手づくりランタンの柔らかな光が演奏を幻想的に演出します。
ことしで4回目を迎えた流山ジャズフェスティバルの一環として、行燈作者のひとり長谷部年春さんら関係者が企画したものです。会場となった浅間神社の周辺は、流山本町・利根運河ツーリズム推進室が、歴史ある街並みの活性化に力を入れている地域。浅間神社そばにある「蔵のカフェ+ギャラリー灯環」の庭先では市民の方々が、流山で生まれた白みりん200周年を記念して、みりんカクテルなどを提供していました。
会場となった浅間神社は、富士塚でも有名な神社。高さ約6mの大規模な塚が社殿後方に溶岩を用いて築かれています。頂上には「富士浅間大神」と書かれた明治19年につくられた高さ2mの石碑が建っていて、流山市有形文化財に指定されています。ステージとなった神楽殿の背面には同じく文化財指定のお神楽などのグループ「赤城保存会」が所有する松を描いた幕が張られ、プロ・アマ15人のミュージシャンがスタンダードナンバーを披露しました。
この日は、ビールやおいしい食事をいただきながら行燈やランタンのゆらぐ灯の中で音楽を楽しむという趣向。会場周辺の流山本町界隈には、「遊食伊太利庵 丁字屋」、「ベーカリー 蔵日和」、「蔵のカフェ+ギャラリー 灯環」、「流山あかり館 彩」などのお店がありますが、10月上旬に同地域にオープン予定の「管理栄養士の料理店 栄食屋」もブースを出店し人気を集めていました。境内前の通りは車の交通量もあることから北総新選組の皆さんらが注意を呼びかけながら案内をするなど地域密着の音楽イベントが過ぎゆく夏を惜しむように夜まで続けられました。
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