ぐるっと流山 史跡めぐり〜利根運河の知られざる歴史を知ろう〜


ページ番号1048152  更新日 令和6年11月25日


[画像]史跡めぐりの様子(61.7KB)

 令和6年11月17日(日曜日)、中央公民館主催事業「史跡めぐり〜利根運河の知られざる歴史を知ろう〜」が開催されました。講師は、市立博物館の主任学芸員が務め、運河駅をスタートし、利根運河周辺の史跡や歴史について学びました。

[画像]史跡巡りの様子(43.4KB)

 現地へ出発する前に、運河駅構内の運河駅ギャラリーにて「高度1,000メートルから見た利根運河」を見ながら、利根運河がどのように整備されたか説明がありました。掘る土の量を最小限に抑えながら、効率的に利根運河が形成されたため、「利根運河を超えれば野田市」というわけではなく、市境はとても複雑な形状となっています。

[画像]利根運河ビリケンさんを解説している講師(59.8KB)

 利根運河ビリケンさんは、大正2年に建立されました。現在設置されているものは二代目になり、初代は市立博物館に展示されています。利根運河株式会社の支配人である森田繁男さんが海外情勢にも通じており、明治41年にアメリカで誕生したものを、大阪ルナパーク(明治42年)に次いで取り入れたとの説明がありました。

[画像]利根運河株式会社手水石を解説する講師(71.6KB)

 利根運河は民間の事業者である利根運河株式会社によって、ムルデルの設計のもと完成しました。利根運河株式会社手水石は、同社の建直しに貢献した今村清之助さんの墓前へ贈られた(明治36年)ものですが、利根運河が株式会社による経営であったことを示す数少ない遺産です。

[画像]史跡巡りの様子(69.4KB)

 利根運河大師堂で解説を受けた後、利根運河交流館で資料を見て終了となりました。参加者からは、「とても良かった。長く住んでいますが、運河の歴史のことは全く知りませんでした」「運河の経営的観点や歴史も学べて良かったです。ビリケンさんのアメリカと関係性も興味深かったです」との感想がありました。来年度も史跡めぐり(春・秋編)を開催予定です。


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