ページ番号1047410 更新日 令和6年8月23日
令和6年8月5日(月曜日)、文化会館で公民館講座(夏)「キッチンサイエンス講座−バター作りと色が変わるハーブティーの実験−」が開催されました。講師には鎌倉女子大学の佐藤陽子さんをお招きし、小学生19人とその保護者、計35人が参加しました。佐藤さんは中学・高校の教員を経て、現在は大学講師の傍ら、子ども達に理科の面白さを伝える活動をしています。この日も「キッチンサイエンス」の名の通り、家庭のキッチンにあるような材料を使って、楽しみながら学べる実験を行いました。
[画像]バター作りの実験に取り組む親子(47.5KB)初めに、バター作りを行いました。材料として用意されていたのは、植物性と動物性の2種類の生クリームです。それぞれ少量をスポイトでとり、小さなタレビンに入れて振ると、一方は固まりバターになって、もう一方は固まらず生クリームのままでした。中には、どちらの生クリームでもバターが出来なかった参加者もいました。
[画像]色が変わった3種類のハーブティー(41.0KB)次に、色が変わるハーブティーの実験を行いました。材料は、バタフライピーという種類のハーブと、水、酢、重曹です。最初にバタフライピーのハーブティーを用意し、小さなカップ3杯に分けました。1つに酢を、もう1つには重曹を加えそれぞれの色の変化を観察しました。青色だったハーブティーは魔法のように、一瞬にして緑や紫に変化しました。
[画像]キッチンサイエンス講座の様子(51.8KB) 最後に講師から、2種類の実験についてそれぞれなぜこのような変化が起こるのかについて解説がありました。最初の実験でバターがうまく作れなかった子に対しては、「どうしてバターが作れなかったのか、その理由を考察することができればこの実験は失敗ではありません。今回のポイントは、生クリームの温度でありタレビンを振ったときの持ち方が影響した可能性が高いです。」というアドバイスがありました。
実験と聞くと難しいイメージを持ってしまう方もいるかもしれませんが、今回は身近なものを使って楽しく実験をすることができました。講座終了後には、自由研究について相談をする参加者もおり、理科への興味・関心の高さがうかがえました。
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