ぐるっと流山 令和6年度バリアフリー演劇鑑賞会


ページ番号1047249  更新日 令和6年7月29日


[画像]公演の様子(40.7KB)

 令和6年7月14日(日曜日)、文化会館で第9回バリアフリー演劇鑑賞会が開催されました。バリアフリー演劇鑑賞会は、平成28年に施行された、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(いわゆる「障害者差別解消法」)を機に、障害がある人もない人も、みんなが楽しめる演劇鑑賞会を作ろうと始まった高校演劇の鑑賞会です。今年度は、千葉県立流山おおたかの森高等学校演劇部の皆さんが出演し、「戦国SNS時代」を上演しました。

[画像]「本能寺の変」の場面(39.5KB)

 もし戦国時代にSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)があったら・・・。本作品は、そんな「もし」の世界を描いた物語。登場する織田信長や豊臣秀吉、明智光秀など、歴史上の偉人たちはみなスマートフォンを持ち、SNSを使いこなしています。天下を取るために重要なものは、兵の数か、兵糧の数か、火縄銃の数か。いや、それ以上に重要なものは「いいね」の数か、リツイートの数か、フォロワーの数か!?SNSに翻弄される武将たちの姿が、現代社会を生きる自分自身と重なり、共感を覚える内容でした。

[画像]明智光秀と村民(45.1KB)

 お話しの中にはポケモンやタピオカが出てきたり、“本能寺の変”が起こったり。親しみやすくコミカルな表現に、観客が声を出して笑う場面が多々ありました。また、明智光秀とスマートフォンを知らない田舎の村人・律彦がはぐくむ友情に、胸を打たれた方も多くいたのではないでしょうか。

[画像]学生ボランティアによる鑑賞サポートの提供(59.8KB)

 当日は約200名の方が来場し、中には目の不自由な方もいらっしゃいました。バリアフリー演劇鑑賞会は、障害のある方も観劇を楽しめるよう、様々なサポートが用意されており、この方は音声ガイドを利用して鑑賞していました。その他にも、耳の不自由な方向けの字幕表示、車いすの方が同伴者と一緒に鑑賞できるスペースの提供、そして難聴者の補聴器や人工内耳の聞こえをサポートするヒアリングループ席など、どんな方でも舞台を楽しめるような環境が整っていました。

[画像]学生ボランティアがバリアフリー研修を受ける様子(36.6KB)

 また、本鑑賞会では、受付から終演後の退場まで、障害のある方向けのサポートも行われました。千葉県立野田中央高等学校、流山高等学校、流通経済大学付属柏高等学校演劇部の生徒がボランティアスタッフとして参加し、事前に、車いすの動かし方や目の見えない方へのサポート方法について、社会福祉法人流山市社会福祉協議会による研修を受けて本番に臨みました。ボランティアスタッフからは「手伝い方をしっかり知って、勇気を出して手伝ってみることがとても大事と感じました」との感想があり、サポートをする側にとっても貴重な機会となりました。


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