ぐるっと流山　男女共同参画週間記念事業　女性支援新法施行記念講演会 〜生きづらさを繋いで　今、地域にできること〜

ページ番号1046806　 更新日 令和6年6月5日

男女共同参画週間記念事業女性支援新法施行記念講演会〜生きづらさを繋いで　今、地域にできること〜

　令和6年5月25日（土曜日）、南流山センターホールで、元厚生労働事務次官の村木厚子さんを講師にお迎えして、「男女共同参画週間記念事業女性支援新法施行記念講演会〜生きづらさを繋いで　今、地域にできること〜」（主催：男女共同参画室、企画運営：NPO法人パートナーシップながれやま）を開催しました。

　15年前、身に覚えのないことで逮捕され、164日もの長い期間、拘置所で過ごしていた村木さん。拘置所で、3食の食事を運ぶなどの世話をしてくれたのは、優しく穏やかな年若い女性受刑者であったそうです。「いったい彼女たちが何の罪を犯したのか」検事に尋ねたところ、「薬物や売春」との返答があったそうです。この経験から、辛い状況の女性が追い詰められ薬物に手を染め、さまざまな事情で貧困に陥り、売春を行うことになる流れを深く理解されたそうです。

　少女たちを取り巻く過酷な状況を踏まえ、刑務所に行く前に少女たちを助けられないかという思いから、小さな市民活動『若草プロジェクト』を始められました。活動では、2020年7月、秋葉原に居場所がない青少年が、気軽に立ち寄れるまちの中の保健室“まちなか保健室”を開設。青少年が、いざ相談に来る時は、何かが起きるリスクが非常に高いときであり、相談の手前の普段からの信頼関係、繋がりが大切だと説明されました。

　講演の最後に村木さんは、地域住民や地域の多様な主体が、世代や分野を超えて繋がることで、地域社会を主体的に共に創っていく「地域共生社会」を目指していくために、流山で何ができるか考えてみてくださいと参加者にエールを送りました。

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