ページ番号1044340 更新日 令和6年1月12日
令和5年12月21日、「利根運河の生態系を守る会」副会長の紺野竹夫さんを講師に迎え、利根運河交流館主催の「野鳥観察会&ミニトーク」が開催され、14人が参加しました。
秋から冬は、木々の葉が落ちるため、野鳥を見つけやすい季節だといわれています。お天気にも恵まれ、利根運河や新川耕地をゆっくり歩きながら目を凝らし、双眼鏡やカメラを覗きながら、野鳥観察を楽しみました。
利根運河では、ヒドリガモやマガモ、カルガモ、コガモなどのカモの仲間に加えて、鼻が白くて愛らしいオオバンも気持ちよさそうに泳いでいました。また、水面からさっと飛び立ち、大きく羽ばたいていくコサギやダイサギ、すまして同じ場所に立ち続けるアオサギなど、さまざまな野鳥の姿が見られました。
偶然にも、カワウの狩りの様子も見ることができました。身じろぎもせずにいるカワウが、すばやくくちばしを水中に入れたかと思うと、魚をくわえて、さっと飛び立っていく姿は、圧巻でした。
また、土手から見下ろすと、葉が落ちた木々や枯れた草の間から、「チチチチ・・・」と鳥のさえずりが聞こえ、参加者は、一斉に双眼鏡を覗いて、鳴き声の主を探しました。
カワラヒラやメジロ、ホオジロ、ジョウビタキ、シジュウカラ、ツグミ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワセミやキジも見られ、空を見上げると、ハシボソカラスやハシブトカラス、ヒヨドリ、ムクドリなどが見られ、さらに高いところを、ハイタカが雄大に舞う姿も見られ、参加者からは感嘆の声があがりました。今回は、29種の野鳥が確認されました。
その後、利根運河交流館に場所を移し、本日観察できた野鳥の名前を出し合いました。そして、紺野さんの解説を聞きながら、紺野さんが利根運河周辺で撮影した冬鳥たちの写真30点を展示した「利根運河周辺の野鳥写真展」を鑑賞しました。
次回の野鳥観察会は、今回と同様に紺野竹夫さんを講師に迎え、令和6年1月25日に、利根運河と理窓会記念自然公園のコースで開催予定です。利根運河交流館では、無料の双眼鏡のレンタルも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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