ページ番号1043650 更新日 令和5年10月13日
令和5年10月6日(金曜日)、生涯学習センター(流山エルズ)で令和5年度「流山市青少年主張大会」が開催され、市内の中学生10人と高校生3人が出場しました。
青少年主張大会は、昭和60年度から始まり、今年で38回目を迎える歴史のある大会です。例年は、文化会館で開催している本大会ですが、文化会館が工事中のため、今回は生涯学習センター(流山エルズ)多目的ホールでの開催となりました。
この大会は、成長期にある青少年が、日頃考えている抱負や意見などを発表し、同世代をはじめ、一般の方々に広く訴えることにより、青少年自身が社会の一員としての自覚や責任感に目覚め、自らの目標を持ち、それに向かって努力することの重要性と青少年の果たすべき役割を認識するとともに、一般の方々の青少年健全育成に対する理解と関心を深めようと開催しているものです。
[画像]挨拶をする市長(36.6KB) 開会式では、主催者として田中教育長、来賓からは井崎市長と坂巻市議会議長からそれぞれ激励の言葉が送られました。
始まる前こそ緊張した面持ちだった発表者の皆さんでしたが、いざ壇上に上がると、来場した観客と各学校への中継映像配信を見ている応援生徒を前に、練習の成果を十分に発揮し、熱意ある発表をしてくれました。
発表が終わるごとに、会場からは惜しみない拍手が送られました。
今年の発表作品は、個性や自分らしさについて考えたことや、人と人との関わりの大切さについて、平和学習を通して感じたこと、学校で学んだことや部活動について、将来の夢や抱負など、いずれの主張も物事を真剣に見つめ、前向きな意欲に溢れたものでした。
[画像]審査する審査員(32.1KB)発表は、10人の審査委員によって、論旨や発表態度、説得力などの観点から評価され、厳正なる審査の結果、中学生の部では常盤松中学校3年の筒井 柚帆(つつい ゆずほ)さんが、高校生の部では流山おおたかの森高校1年の三輪田 怜奈(みわた れな)さんが、それぞれ最優秀賞に選ばれ、南流山中学校3年の永松 はるな(ながまつ はるな)さんが優秀賞を、東深井中学校3年の坂 珠希(さか たまき)さんが優良賞を受賞しました。
[画像]発表をする筒井柚帆さん(19.3KB)中学生の部で、最優秀賞を受賞した筒井さんは、「自分らしく」と題し、「好き」という思いを否定されたことから周囲に合わせるようになり、そんな自分が嫌いだった筒井さんが、一人の男の子との出会いによって、自分の心も大切にしなくてはならないことに気づき、「普通」という固定概念にとらわれず、個性や価値観を愛すことで、全ての人が「自分らしく」笑うことができると訴えました。
[画像]発表する三輪田怜奈さん(19.4KB)高校生の部で、最優秀賞を受賞した三輪田さんは、「スマホとの向き合い方」と題し、便利な道具であるスマートフォンは一方で、コミュニケーション機会の損失をもたらす恐れがあるということと依存性の高い道具であることを指摘し、画面から顔を上げ周囲の人との対話を大切にすべきであり、スマートフォンとは適切な距離感を保つことで、人を支えてくれる便利で大切な端末として活用していきたいと語りました。
[画像]羽中田審査委員長(18.1KB) 表彰式の講評では、鋳田彩記子審査委員長から、「皆さんの思いの込もった熱い言葉で心が温かくなりました。今日の経験は必ず皆さんの役に立つと思います。今大会では、言葉と実行力がキーワードになっているように感じました。これからも自分の言葉、そして実行力を大切に過ごしてしていただきたいと思います。自信を持って進んでください」と言葉が送られました。
最優秀賞の筒井さんと三輪田さんの発表作品は、下記で公開していますので、ぜひご覧ください。
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