ページ番号1042491 更新日 令和5年7月7日
令和5年6月6日(火曜日)、中央公民館とNPO法人流山史跡ガイドの会との協働で「春の史跡ガイドウォーキング」を開催しました。今回の史跡ガイドウォーキングは、運河駅を出発し、ビリケン像や利根運河碑やムルデル碑、深井城跡などの史跡を散策しながら利根運河の歴史を学ぶコースでした。参加者は18人で、当日は薄曇り、絶好の史跡ガイドウォーキング日和となりました。
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利根運河は、柏の船戸から流山の深井新田までの利根川と江戸川を結ぶ8.3キロの運河で民間運河では日本一の運河です。江戸時代の物資輸送は舟運が主流で銚子から関宿を経由し江戸へ物資を運んでいましたが、利根川の中州などの不便解消案を解消するため、政府に運河建設の国家事業申請をしたが、却下となり明治20年利根運河株式会社を設立し、明治21年に着工、明治23年に竣工となりました。明治24年には3万7600隻を通船し、明治年間の20年間は活況でした。昭和16年の大洪水で再起不能となり、国に売却となりました。
ムルデル碑とビリケン像を見学した後、利根運河碑を見学しました。利根運河碑は、明治41年に利根運河株式会社本社前に建立されたものを移設したものであると説明がありました。次にYP水準点を見学しました。YP水準点は、利根運河の中央部に立つ江戸川の水位標であり、YP水準点のゼロメートル地点は、千葉県浦安市堀江町清瀧神社と同じ位置を示しているとの説明がありました。次に、深井城跡と深井学校跡を見学しました。深井学校跡は流山で2番目に建設された新川小の発祥の地であると説明がありました。
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次に、利根運河八十八か所大師堂を見学しました。大正2年に利根運河の活性化と弘法大師信仰を祈願する目的で、利根運河土手沿にあった商店に88カ所の札所が設置されました。札所は昭和16年の大洪水によって散逸してしまいましたが、地元の有志の方々により、平成8年に利根運河八十八か所大師堂が設置され、合計22体の大師像が安置されています。参加者からは、「利根運河の成り立ちと歴史とともに変わる様子を学べました」などの感想が寄せられました。
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