ページ番号1040589 更新日 令和5年3月6日
令和5年2月16日(木曜日)、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。当日は新型コロナウイルス感染症予防のため、検温、消毒、参加者全員のマスク着用などの対策を講じて実施されました。
森の図書館の周辺は、東深井地区公園(古墳公園)や利根運河など、木々や水場のある豊かな自然が多く残されています。「初心者のための野鳥観察」は、年に数回、周辺に生息する野鳥を観察することで、流山の自然を身近に感じてもらうために企画されています。
解説は「日本野鳥の会」「ふじしろ野鳥と楽しむ会」に所属している森の図書館の司書が行います。図書館オリジナルの手作りミニ図鑑には、流山周辺で見られる野鳥49種類を掲載。見つけた鳥の写真にチェックを入れると、あとで鳥の名前や姿を確認することができます。当日は13人が参加しました。図書館を出発して古墳公園を抜け、運河沿いを歩き、運河駅近くで解散するコースです。風もなく、よく晴れた野鳥観察日和でした。
[画像]令和5年2月16日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。(41.2KB)図書館を出るとすぐに「ツピツピ」と鳴くシジュウカラの声が聞こえました。特徴的なオス・メスの模様の違いをスタッフが図鑑の写真を見せながら説明すると、参加者は双眼鏡を覗いて実際に確認していました。古墳公園の中では、コゲラという小さなキツツキが近くの木の幹にまで来たので、肉眼でもはっきり見られました。また、キジバトが数羽、すぐ近くでえさをついばんでいるのも、じっくり観察しました。少し遠くの枝にとまった鳥がいました。冬鳥のツグミです。野鳥観察用の望遠鏡で見てみると、目の前にいるような大きさです。きれいな銅色の羽でした。
[画像]令和5年2月16日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。(53.9KB)古墳公園を後にし、住宅街や林を抜けて運河に向かいました。運河沿いでは、ホオジロの地鳴きや、飛んでいくカラスとカワウの羽ばたきの違いを教えてもらいました。突然、参加者の方の「カワセミがいます!」という声が響きました。対岸に美しい青い背中が光っています。参加者は、望遠鏡や持参した双眼鏡でその姿を見て「かわいいねぇ!」と歓声を上げました。空には旋回する猛禽らしき姿。オオタカかハイタカか判別が難しかったですが、数人で相談した結果、ハイタカであろうということになりました。猛禽がいるのは生態系が豊かな証拠だそうです。
[画像]令和5年2月16日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。(58.4KB)
水辺の鳥も現れました。一年中いるカルガモの中に、冬鳥のマガモがまざっています。きれいな緑色の頭です。ずっとじっとしているアオサギを、望遠鏡の倍率を上げて大きな姿で観察しました。冬鳥のヒドリガモやコガモも、水面でゆったりしていました。コサギという白いサギが飛んでいきます。特徴である黄色い足先がよく見えました。オオバンやカイツブリも確認されました。水鳥は動きがゆっくりしていて観察しやすいので、参加者はとても楽しんでいました。
[画像]令和5年2月16日、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。(46.7KB) その他エナガ、メジロ、ヒヨドリなども確認され、全部で25種類の鳥を観察することができました。熱心に雄雌の違いや、双眼鏡・望遠鏡について質問する参加者もいました。図書館には、鳥の図鑑や野鳥観察に関する本、利根運河周辺の野鳥が紹介されている本など、野鳥観察に参考となる資料が多数所蔵されています。ぜひ、散策した際に見た野鳥や、庭に立ち寄る野鳥などを調べてみてください。
次回の開催は、令和5年4月頃に予定しています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。
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